オートファジー【今更聞けない!?エス通美容用語辞典vol.37】

【概要】

オート=自分、ファジー=食べる、の文字通り、オートファジーは自分貪食(どんしょく)作用を意味します。ミトコンドリアと小胞体の接点でオートファゴソームという球体が出現し、細胞の中で不良品に相当する部分を丸吞みにします。オートファゴソームはゴミ袋みたいなイメージです。これが、リソソームと呼ばれるゴミ分解所に相当する部分に運ばれ、不良品に相当するものが分解されます。新品を作成する栄養源となり、全体として細胞内の状態が良好に保たれます。

アポトーシスが細胞全体を分解して組織を綺麗にする仕組みであるのに対し、オートファジーはあくまでも細胞内の一部を分解して細胞内を綺麗にする仕組みです。

【美容へのアプローチ】

サーチュイン遺伝子の活性や、ミトコンドリア機能の活性などでオートファジーが活性化することが知られています。NMNやレスベラトロール5デアザフラビンなどが手軽に摂取出来るサプリとして知られています。また、断食も有効です。細胞内が飢餓状態になることで、オートファジーが活性化し、細胞内の状態が改善することは良く知られています。16時間断食ダイエットなどにも根拠があるものなのです。

解説してくれたのは

銀座アイグラッドクリニック 院長

乾 雅人 先生

東大医学部卒。外科専門医資格を取得の後、自然美の追求に特化した美容皮膚科クリニックを経営。世界中の薬液を用いて、細胞の活性化を検証している。

Youtubeチャンネル:『医療・医学・医者の常識を揺さぶる』

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乾先生登壇!「新常識『老化は治る!!』美容への応用はいかに!?」

このセミナーで学べること

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