サーチュイン遺伝子【今更聞けない!?エス通美容用語辞典vol.21】

日々美容に携わるエステティシャン。美に関する言葉は身の回りにあふれていると思います。

昔からある伝統的なものから、最新の医学に基づいた流行のワードまで……

『美の専門家』として常に新しく正しい知識をインプットしてお客様からの信頼を得たい皆様へ向けたエス通監修美容用語辞典をお届けします!

概要

サーチュイン遺伝子は別名、長寿遺伝子とも呼ばれています。遺伝学では単細胞生物モデルとして酵母が使用されますが、sir 2遺伝子の活性化によって、酵母の寿命が30~40%伸びることが確認されています。このsir 2遺伝子は、ヒトで言えばsirtuin 1遺伝子に相当します。現在、ヒトにはsirtuin 1~7遺伝子が確認されており、これ等を総称してサーチュイン遺伝子と呼んでいます。それぞれ、エピゲノムを元の状態に修復することで老化を治療する効果が期待されています。

美容へのアプローチ

サーチュイン遺伝子を活性化させる代表的なものとして、レスベラトロールやNMN5デアザフラビン等が挙げられます。これ等のサーチュインブースターをサプリメントや試薬として経口摂取や点滴したり、化粧品に配合して肌に塗布することで、肌や深部臓器の老化を治療出来る可能性が模索されています。

より詳しい説明はこちら

解説してくれたのは

銀座アイグラッドクリニック 院長

乾 雅人 先生

東大医学部卒。外科専門医資格を取得の後、自然美の追求に特化した美容皮膚科クリニックを経営。世界中の薬液を用いて、細胞の活性化を検証している。

Youtubeチャンネル:『医療・医学・医者の常識を揺さぶる』

※乾先生の記事をもっと見たい方は、こちらからチェック!※