ケイ素【今更聞けない!?エス通美容用語辞典vol.14】

日々美容に携わるエステティシャン。美に関する言葉は身の回りにあふれていると思います。

 昔からある伝統的なものから、最新の医学に基づいた流行のワードまで……

 『美の専門家』として常に新しく正しい知識をインプットしてお客様からの信頼を得たい皆様へ向けたエス通監修美容用語辞典をお届けします!

概要

ケイ素は原子番号14の元素、別名シリカとを呼ばれます。ケイ素は地殻に多く含まれるミネラルで、微量元素として人間の生理活動にも重要な役割をしています。

美容へのアプローチ

ケイ素は、最近巷でも美容を推進する効果があるとして、ケイ素を多く含むミネラルウォーターが多く出回るようになりました。ケイ素は、コラーゲン・エラスチンおよびヒアルロン酸の合成のために必要であり、骨や毛髪・爪を丈夫にする効果があります。

さらに、ケイ素を摂るべき理由として忘れてはならないのが「重金属のデトックス」です。日本人は有害金属のアルミニウムが蓄積しやすい傾向にあります。アルミニウムは、水道水や容器、パンや洋菓子に含まれるベーキングパウダーなどに含まれます。アルミニウムが体に蓄積すると、細胞のエネルギー産生効率を下げ、さまざまな慢性疾患を引き起こすと言われています。ケイ素は、このアルミニウムを拮抗してデトックスする作用があります。

ケイ素を多く含む食べ物としては、玄米や豆類、レバーやほうれん草が挙げられます。ケイ素をこれらの食材から積極的にとることで、美容・健康効果を高めることが期待できます。加工食品や食物繊維の少ない食事をとると、ケイ素は消耗していくので注意が必要です。

解説してくれたのは

BIO CLINIC 表参道 院長

金子拓人 先生

2013年 横浜市立大学医学部医学科卒業
聖路加国際病院他多くの病院・クリニックに麻酔科として勤務する。
2021年 心臓血管麻酔専門医を取得
西洋医学の現状のあり方に疑問を持ち、分子整合栄養医学を学ぶ。
2022年 BIO CLINIC 表参道 オープン