ビタミンC誘導体【今更聞けない!?エス通美容用語辞典vol.39】

日々美容に携わるエステティシャン。美に関する言葉は身の回りにあふれていると思います。

昔からある伝統的なものから、最新の医学に基づいた流行のワードまで……

『美の専門家』として常に新しく正しい知識をインプットしてお客様からの信頼を得たい皆様へ向けたエス通監修美容用語辞典をお届けします!

【概要】

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCの弱点を改良した化合物を指します。本来の機能を保ったまま、化学構造の一部を変化させたものを、一般的に誘導体と呼びます。ビタミンCの効果や効能は広く知られていますが、ビタミンCそのものは、肌に吸収されにくく、また酸素や水に触れることで、活性が低下することが知られています。この欠点を改良したものが、ビタミンC誘導体です。

【美容へのアプローチ】

スキンケア製品や、内服製品の大半は、ビタミンCそのものではなく、ビタミンC誘導体を使用しています。それぞれ、肌や髪、腸管などでも吸収性を改善や、物質としての安定性の改善がされています。目的に応じて、ビタミンC誘導体も、どういった類のものを使用すべきかが変わってきます。

解説してくれたのは

銀座アイグラッドクリニック 院長

乾 雅人 先生

東大医学部卒。外科専門医資格を取得の後、自然美の追求に特化した美容皮膚科クリニックを経営。世界中の薬液を用いて、細胞の活性化を検証している。

HP:http://ginza-iglad.com/

Youtubeチャンネル:『医療・医学・医者の常識を揺さぶる』

執筆書籍:21世紀の新常識「老化は治る。」https://www.amazon.co.jp/dp/4910538054