求める人材が集まる求人広告の作り方【エステサロン中途採用の成功ポイント 第3回】

2020年からのコロナ禍により、多くの対面サービス業と同様にダメージを受けた美容・エステ業界。
しかし経済が再び回り始めるにつれ、お客様の足もエステサロンへと戻りつつあります。
そんな中で、エステティック通信の読者であるエステサロンオーナー様からは、新規採用だけでなく即戦力となる中途採用に非常に苦労している…という声を多く耳にします。
そこで、法人・個人のエステティックサロンやエステティシャンの皆様を幅広く支援する当メディアでは、美容・ヘルスケア業界に特化した求人サイト『リジョブ』にて法人営業を担当する武田匡⼈さん、吉澤涼⾹さんへ、中途採用が成功するためのポイントを取材しました。

このシリーズでは全4回にわたってエステサロンの中途採用に役立つ情報を紹介していきます。
前回(第2回)は、サロンの強みを活かした採用戦略の立て方について解説いただきました。

▶第2回の記事はこちらから

https://esthe.media/v/column/6190

第3回目となる今回は、採用の成否を大きく左右する「求人広告」について、効果的な作成のポイントを学びます。

【リジョブ】とは

リジョブは、美容師/エステティシャン/セラピスト/マッサージ師/整体師/リフレクソロジストなど、美容・リラクゼーション・治療に関わる業界に特化した求人転職情報サイト。
美容・ヘルスケア業界特化型の求人メディア リジョブ

2009年のサービス開始当時、業界初の成果報酬ウェイト型サービスで、コストを抑えた採用を実現。会員登録数500,000人・掲載店舗数30,000件と業界最大級の掲載数を誇ります。
利用者は業界経験者や資格保有者の比率が高く、未経験者からマネージャー・店長クラスまで希望に合った人材を確保しやすいのが特徴。
登録者へ直接アプローチできるスカウトメール機能など、効果的な採用ができる独自のサービスもエステサロンや施設のオーナーに好評です。

【この人に聞きました】

法⼈営業Div. シニアマネージャー
武⽥ 匡⼈(たけだ まさと)さん
2016年中途⼊社/東京都出⾝。⼈材派遣業界を経て⼊社。法⼈営業Div.の成果を上げ続ける敏腕マネージャー。中途初の幹部候補として組織創りにも携わる。
【座右の銘︓初志貫徹】

法⼈営業Div. 営業担当
吉澤 涼⾹(よしざわ すずか)さん
2018年新卒⼊社/群⾺県出⾝。本格派テニス⼥⼦。⼤⼿顧客の採⽤⽀援を担当する法⼈営業として、⽇々奮闘中。2019〜2020年度リジョブ年間社内表彰において、メンバー賞を受賞。
【座右の銘︓⾃分の限界を⾃分で決めない。とにかくやるべきことをやる。】

エステサロンの求人広告のポイント【写真編】

まずは、サロンのイメージを伝えるのに欠かせない「写真」について、選び方や掲載時のコツを教えてもらいました。


ー求人広告に掲載する写真はどのような観点で選ぶとよいでしょうか?

吉澤涼香さん(以下、吉澤):はい、これは写真に限ったことではないのですが、内容が時代やニーズに合っているかどうかを常に意識し、応募してきてほしい方のペルソナ(人物像)をふまえた選択が重要になります。
求職者側から見たとき、自分が就職した後の働き方を具体的にイメージできるような写真がベストですね。
また、求人広告が完成してもそれで終了ではなく、社会情勢やシーズンによってブラッシュアップしていくことも必要です。

ー以上を踏まえた上で、具体的に写真の選び方や掲載時のコツを教えて下さい。

吉澤:ポイントは、決まった枚数の中で他社と差別化できる写真や、サロンの雰囲気が伝わる写真をバランス良く配置していくことです。
画像には⽂字や数字を入れると訴求ポイントが一目瞭然なので差別化しやすくなります。
雰囲気が分かる写真としては次のようなショットがおすすめです。

  • 表情が分かる距離でのスタッフ集合写真
  • 内装および外観の写真
  • スタッフの服装(制服が人気のサロンは必ず掲載しましょう)
  • 勤務中の様子(笑顔なのか、真剣な表情なのか)
  • スタッフによるスマホの自撮り写真
採用ページ例

ぼやけた写真・暗い写真・同じような写真の連続などはイメージが伝わりにくく、応募が集まりにくい可能性があります。
また、リジョブの求人ページでは動画もアップできるようになりました。
動画は店舗ごとの雰囲気や施術の様子などがより伝わりやすく、スタッフの自己紹介やインタビューなど幅広く魅力をアピールできます。

吉澤涼⾹さん

エステサロンの求人広告のポイント【テキスト編】

ー求人広告の文章で「これは必ず書くべき」というものを教えて下さい

吉澤:まず、条件については、給与・休⽇・福利厚⽣や評価制度(インセンティブ)などできるだけ具体的に記載しましょう。
即戦力の経験者が欲しいのであれば、技術の習得でどれだけ給与が変動するのか・いまのスキルでは給与がいくらになりそうか…などがイメージできると良いですね。
バースデー休暇などユニークな制度があればぜひ打ち出して下さい。
サロンPRのフリーテキスト部分も、⾃社の強みを理解し具体的に記載するほど反応が良くなります。
スタッフもしくはオーナーのコメントを⼊れたり、最近ではコロナ対策に関連した内容など、求職者のプラスにつながることは全てしっかりと書くことが大切です。

ーウイークポイントは書かない方が良いのでしょうか?

吉澤:難しい部分ですが、残業時間や体力が必要といったネガティブな要素も隠さず書いた方が採用後のミスマッチによる早期退職は防げます。いいことばかり書くよりもむしろ誠実な印象を与える場合もあります。
また、時期により残業が発生する場合でも、月平均でみるとそれほどでもないことが分かってもらえたり、繁忙期は休日が少ないがそれ以外は○日休めるなどの説明をきちんと入れることでマイナス面をカバーできます。
リジョブでは文言やNGワードのチェック等を含め、書き方のアドバイスも行っていますので、是非お気軽にご相談ください。

■今回のまとめ
採用にあたっては、サロンの顔ともいえる「求人広告」が最重要。
写真や動画選定のポイントは…
時代やニーズに合っているかどうか意識する応募してほしい人のペルソナ(人物像)をふまえて選ぶ他社との差別化やサロンの雰囲気が伝わる写真をバランス良く
テキスト(文章)のポイントは…
給与・休⽇・福利厚⽣や評価制度は具体的に求職者のプラスになることは全て記載するマイナス面は隠すのではなく適切にフォロー

次回は最終回として、実際に効果を上げている求人広告の事例と、より有利な採用をサポートする「リジョブ」の機能を紹介します。

👇第4回の記事はこちら👇

https://esthe.media/v/column/6262