針コスメ【今更聞けない!?エス通美容用語辞典vol.35】

日々美容に携わるエステティシャン。美に関する言葉は身の回りにあふれていると思います。

昔からある伝統的なものから、最新の医学に基づいた流行のワードまで……

『美の専門家』として常に新しく正しい知識をインプットしてお客様からの信頼を得たい皆様へ向けたエス通監修美容用語辞典をお届けします!

概要

針コスメは、その微細な針をヒト幹細胞培養液でコーティングし配合した化粧品です。“針”は肌を刺激しながら約72時間ゆっくりと美容成分を放出します。 ちょっぴりチクチクするユニークな使用感が特徴ともいわれますが、アイテムによって異なるものの、そのほとんどが痛みを感じません。
発祥は韓国で、多くの美容皮膚科医が紹介し、クリニック専売の針コスメを取り扱うところが急増してブームになりました。

日本でも貼るタイプのマイクロニードルパッチや、塗るタイプのクリーム、ファンデーションなどが注目を浴びています。

美容へのアプローチ

まだまだ一般的ではありませんが、顔全体でも部分的でもケアしやすく、毎日のスキンケアの流れで取り入れられるのが魅力です。

美容液・クリームタイプ

美容液を含んだ針が肌に刺さり、成分を浸透*させてくれる働きがあります。*角質層まで

パッチタイプ

シートに針がついているため土台がしっかりしており、肌に刺さりやすいのが特徴です。
針は主にヒアルロン酸で出来ているものが多く、貼って放置するだけで自然と馴染んでいき、潤いを与えてくれます。

ベースメイクタイプ

ファンデーションなどのベースメイクに多く、保湿美容成分が入っているのでメイクをしていながらもケア出来るのが特徴です。ここ数年で大人気になった商品もあるので、毎日メイクが欠かせない人はこのタイプから試してみるのもオススメです。

総じてまだまだ未知の世界の「針コスメ」ですがこれからの進化が期待されるコスメだと思います。

解説してくれたのは

紫関 奈保美

カネボウ化粧品美容研究所出身。

44年に渡り美容業界に従事。トータルビューティーカウンセリングを行ない、国内外累計は400,000人。

北里大学や東海大学で形成外科医の先生とリハビリにも参加。 医師の精神科医・皮膚科医の先生方と親交がある。