電磁パルス【今更聞けない!?エス通美容用語辞典vol.34】

日々美容に携わるエステティシャン。美に関する言葉は身の回りにあふれていると思います。

昔からある伝統的なものから、最新の医学に基づいた流行のワードまで……

『美の専門家』として常に新しく正しい知識をインプットしてお客様からの信頼を得たい皆様へ向けたエス通監修美容用語辞典をお届けします!

概要

電磁パルス(EMP)とは、強力なパルス状の電磁波であり、電子機器を損傷・破壊し、電子機器を使用した通信・電力などの重要インフラを使用不能にする可能性があるものです。EMSとはElectrical Muscle Stimulationの略称であり、電気刺激を与えることで筋肉にアプローチする機器です。一方、電磁パルスを用いた機器は、強力な磁界によって筋肉内部の運動神経へと働きかけます。電磁パルスはより深部の筋肉までアプローチすることが可能です。電磁パルスの皮下到達距離は約7~10cmとされており、EMSでは鍛えることのできないインナーマッスルへ働きかけることもできます。

総じてEMSに比べより深部まで強いパルスで刺激を与えられるのが電磁パルスと言えるでしょう。

美容へのアプローチ

既に電子パルスを用いた機器を導入しているサロンも少なくはありません。
ジュール(熱量)が高いので、クリニックと併設しているエステサロンも多いようです。

解説してくれたのは

紫関 奈保美

カネボウ化粧品美容研究所出身。

44年に渡り美容業界に従事。トータルビューティーカウンセリングを行ない、国内外累計は400,000人。

北里大学や東海大学で形成外科医の先生とリハビリにも参加。 医師の精神科医・皮膚科医の先生方と親交がある。