ファスティング【今更聞けない!?エス通美容用語辞典vol.8】

 日々美容に携わるエステティシャン。美に関する言葉は身の回りにあふれていると思います。

 昔からある伝統的なものから、最新の医学に基づいた流行のワードまで……

 『美の専門家』として常に新しく正しい知識をインプットしてお客様からの信頼を得たい皆様へ向けたエス通監修美容用語辞典をお届けします!

概要

 ファスティングには様々な健康効果があることが多くの研究によって明らかになっています。特に、ファスティングには腸の炎症を抑える効果があることが2019年の研究論文で報告されており、ファステイングをすることで腸内フローラバランスを調節し、腸の再生を促進することにより炎症が軽減します。

(PubMed http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/pmc6528490/)

美容へのアプローチ

 人の免疫の7割は腸にあり、腸内フローラと免疫系の関係が悪化すると、その後、皮膚への影響が引き起こされ、皮膚疾患の発症を促進する可能性があります。腸と皮膚には密接な関係があり「腸-皮膚軸」とよばれています。

(PubMed http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/pmc6528490/

 腸の状態が、人のお肌に影響してしまうのです。ファスティングを体験した人の多くが「朝、鏡を見るととても調子がいい」と証言します。ファステイングには連続して行なう3日程度のファスティングが知られていますが、近年ではインターミッテント・ファスティング(断続的断食・間欠的断食)とよばれる、負担の少ないファスティングが注目されています。負担の少ないファスティングでありながら、高い効果があることがわかっています。

解説してくれたのは

一般社団法人 日本インターミッテントファスティング協会 理事

木村 侑乎 さん 

日本ニュートリション協会(JNF) 認定 サプリメントアドバイザー/臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー

何をしてもリバウンドしてきたが、断続的断食(5:2ダイエット)で10キロ以上の減量とリバウンドを克服。長年の体調不良も改善した経験から、5:2ダイエットの普及に力を入れている。