『オールハンド施術』で訴求できるポイントは?コスメライターが教える!痩身エステの『オールハンド施術』で気をつけたい表現!

 『痩身エステサロンで、オールハンド施術のメニューがあるけど、痩せることや身体が引き締まることについて言って良いのかがわからない……。どのような訴求に気をつければ良いのかを知りたい』

 このようにお悩みのエステティシャンも多いのではないでしょうか?

 痩身エステの施術の中でも、エステティシャンの手で揉みほぐしをするオールハンド施術は、どのような訴求に注意しなくてはならないのでしょうか?本記事では、OK表現とNG表現を解説していきます。

 痩身エステにおけるオールハンド施術に関してどのような表現をしてよいのかが分からない方は、ぜひご覧ください。

オールハンド施術で『脂肪が落ちる』という訴求はできる?

 オールハンド施術で『脂肪が落ちる』という訴求はできません。なぜなら、医師法*やあはき法**の範囲に入ってしまうからです。

 オールハンド施術では、直接的に脂肪が落ちるという表現ではなく、『脂肪にアプローチする』や『脂肪を揉み上げる』などの施術方法としての訴求なら可能です。

*医師法とは、医師全般の職務・資格などを規定する日本の法律のこと。

**あはき法とは、『あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師などに関する法律』を略して『あはき法』と言う。医師以外がマッサージやはり、きゅうを行なう場合は免許の取得が必要。

まとめ

 本記事では、痩身エステでのオールハンド施術で気をつけたい表現について解説しました。OK表現とNG表現を下記でまとめているので、参考にしてみてくださいね。

【OK表現】

・引き締まった印象の身体に

・ボディラインにアプローチ

・脂肪にアプローチ

・身体を揉みほぐす

【NG表現】

・脂肪が落ちる

・オールハンド施術を受ければ痩せられる

・痩身効果が得られる(その状態が持続することはNG)

 オールハンド施術には、上記のようなOK表現・NG表現があります。

 ただ、NG表現の中でも、エステに通う以外でご自身で運動や食事制限などをするといった生活指導を行なっていれば、痩身効果が得られることの訴求は可能です。

 次回は、痩身エステでの『美容機器施術』の表現についてのポイントを解説します。機械を使った施術の訴求について知りたいエステティシャンの方は、次回もぜひご覧ください。

プロフィール

片平奈菜

日本化粧品検定協会コスメコンシェルジュ資格・コスメライター資格を持つ美容ライター。エステティシャンと美容部員の経験を活かして、20~40代向けの美容メディアでスキンケアやメイク関連の記事を執筆・監修している。