サロンオーナーの香りの選び方を紹介!気になる!となりのエステサロン「サロンの香りについて教えてほしい!」(前編)

エス通の企画、となりのエステサロンは、エステサロンオーナーや開業予定のエステティシャンが「他のサロンはどうしているんだろう!?」と疑問に感じる、サロン独自のアイテム選び等について複数のオーナーに聞いていく企画です。第6回のテーマは「サロンの香り」!サロンで利用している香りや香りについてのこだわりを3名のオーナーに聞いていきます。

サロンオーナーの香りの選び方を紹介!気になる!となりのエステサロン「サロンの香りについて教えてほしい!」(前編)

 エス通の企画、となりのエステサロンは、エステサロンオーナーや開業予定のエステティシャンが「他のサロンはどうしているんだろう!?」と疑問に感じる、サロン独自のアイテム選び等について複数のオーナーに聞いていく企画です。

 第6回のテーマは「サロンの香り」です!施術で使うアロマオイルの香りだけではなく、玄関や施術室など、様々な香りを使い分けている方も多いのではないでしょうか。香りは、お客様にとってサロンのイメージとなるだけではなく、施術の効果を高める大切なアイテムでもあります。

 今回も、3名のサロンオーナー様に、前・中・後編に分けてサロンの香りについてお話を聞いていきます!

「Vanilla Beaute」オーナー

岡かおり 様

東京都板橋区常盤台
全国•海外から美容のプロも訪れる、東京都板橋区ときわ台隠れ家自宅サロンVanilla Beaute。服部恵健康エステ学園美筋形成リフトアップ認定講師(全国に2名)としても日中豪で活動中。本物のハンド技術の小顔リフトアップ・ボディメイキングなら皮膚生理を熟知した美容歴31年のオーナーにお任せください。
Instagram:@vanilla.beaute

LINE@:https://lin.ee/WazbhJJ

 岡さんのエステティシャン歴はオーナー歴と同じ14年。板橋区常盤台の自宅サロンでオーナーとして働くだけではなく、若手エステティシャンを育てる講師としても活動しておられます。

 学生の頃から美容が大好きだったという岡さんは、大学を卒業してすぐに化粧品会社に就職したのを始めに美容業界に31年間従事されていらっしゃいます。肌に悩みを抱えていた20代の頃は悩みを隠すメイクをしていたそうですが、30代を超えてから、それではいけないと気付きエステの世界に。

 心身ともに健康で美しい女性のお手伝いをすることに使命を感じ、同年代のお客様が少しでも元気になった、幸せになったとフィードバックしてくださることにエステティシャンとしてのやりがいを感じているとのことです。

「プライベートサロンLuce」オーナー

高橋真理 様

東京都豊島区西池袋
都会で頑張る大人女性に美と癒しを提供する一軒家プライベートサロン。12以上のメニューを組合せる、きめ細やかなオーダーメイド施術、オーガニックアロマ、オーガニックコスメにこだわっています。リラクゼーション、痩身エステ、ブライダル、マタニティ、産後ケア、エイジングケアなどライフステージに合わせた幅広いケアで、店名『ルーチェ』のように女性の『輝き』を引き出すことを目指しています。
HP:https://www.aroma-luce.com

Instagram:@aroma_luce

 池袋に一軒家のサロン、埼玉県朝霞に自宅サロンを経営されている高橋さんは、エステティシャン歴15年、オーナー歴は12年になります。

 エステティシャンとしてのやりがいは、疲労回復ケアから、ブライダル・マタニティ・産前産後・エイジングケアまで、女性のライフステージに関わっていけることと語られます。

 10年来のお客様も来て下さっているので、お客様と楽しい時間を共有しながらケアをさせていただくことに喜びを感じているとのこと。

 エステティシャンになったきっかけは、新卒で不動産の営業として働いていた時に肩こりが酷く、サロンにケアに通ったことが転機となったそうです。

「Sun Fleur〜サンフルール〜」オーナー

宮嶋志保 様

佐賀県唐津市町田
Neika合同会社CEO、グロービス 経営大学院にて経営学を勉強中(2023年卒業予定)2018年サンフランシスコ視察を通じ、世界の広さと自分の小ささを知り、日本の美容を世界にもっと届けたいと活動中。
Instagram:@shiho_esthe

Facebook:https://m.facebook.com/shiho.miyajima?ref=bookmarks

 佐賀県唐津にエステサロン Sun Fleurをオープンされてからオーナー歴は10年。

 オーナーの宮嶋さんは、仕事をしながらグロービス経営大学院でMBAを勉強しており、岡山県で海外人材ITスクールを運営する友人の学校で、ホテルやIT・介護などで従事できる人材を育てるお手伝いもされるなど、多角的に活躍されています。

 エステティシャンになったきっかけは、美容が好きだったのはもちろん、お客様とお話をするのが好きだったことから。

 アメリカに渡った際に現地の現状を見て、日本の美容ができることがもっとあるのではと勉強しているそうです。

Q サロンで使用している香りについておしえてください!

 アロマオイルや施術のクリームの香りなど、サロンには様々な香りがありますが、サロンに入った時の香りもお客様にサロンを印象づけるイメージのひとつです。

 まずは、3名のサロンオーナーに、サロンで使用している香りについて教えていただきます。

岡さん(以下 岡):サロン用の香りは、サロンの名前と同じ「バニラボーテ」というアロマをオーダーしています。

サロンに来られるお客様は40代以上の女性が多いため、女性ホルモンを活性化させ、更年期症状にアプローチできるようなブレンドにしています。

香りは記憶にも残りますので、香りでサロンを思い出してもらう効果も狙っています。コロナの影響があってから、サロンのアロマを「アシュレイ&バーウッド」の抗菌作用がある香りに変えているのですが、「バニラボーテの香りが懐かしいから戻して欲しい」という声をいただけるのは嬉しいですね。

オーダーで作ったアロマは、店販品としても販売しているほか、VIPのお客様にはプレゼントしています。

香りを拡散させる方法としては、生活の木の、直接オイルを入れて噴射するディフューザーを使っています。瓶にアロマを入れておけばタイマーで自動的に噴射してくれるので玄関に置いて使っています。施術中やカウンセリングの際は切っておけば、コストが気になることもありません。

あとは、濡れコットンにアロマを湿らせてホットキャビ(タオルウォーマー)に入れています。そうすることで、直接アロマが香るのではなく、ほんのりサロンに香りをつけることができます。

バニラボーテという名前のアロマですが、バニラはコストが高く少量しか使えません。バラ・ジャスミン・バニラをブレンドしているのですが、バニラを使いすぎると甘ったるい香りで好き嫌いも分かれるので結果的には良かったと思っています。

宮嶋さん(以下 宮嶋):サロンでは、シャトー・デュ・ボワの「トゥルーラベンダー」を使っています。

シャトー・デュ・ボワは、フランスで国が認めた政府認証の本物のラベンダーです。お客様を施術するベッドの枕の近くに垂らして、より香るように使っています。ラベンダーはリラックス効果もあるので、サロンの香りはラベンダーで統一しています。

ほかには、ご存じの方も多い榎戸社長(榎戸淳一さん)の「フルーツルーツ」のアロマも使っています。原材料に淡路島のハーブなどを使い、純国産で作られたメイドインジャパンのオイルは珍しく、できるだけちゃんとしたものをサロンでは使いたいので選んでいます。

アロマオイルを見分けるのに、抽出方法などがしっかり記載されているかを確認しています。たとえば、バラは高いのに、そんな価格で使えるはずがないという商品も出回っていますよね。

フルーツルーツの製品では、バスソルトでラベンダー&ラフランスの香りのものもおすすめです。

:私も個人的にフルーツルーツの製品が好きで、同じラベンダー&ラフランスのものを持っています!

うちでは、リップバームを使っているのですが、唇にさっと塗って仕上げてあげるとプルンプルンになるので、施術後の仕上がりがワンランクもツーランクもアップします。店販でもフルーツルーツのリップバームは売れていますね。

高橋さん(以下 高橋):施術にオーガニックアロマを使うので、部屋に香りは付けていないですね。

施術には、ル・コントワールアロマの100%オーガニックのアロマオイルを使っています。ル・コントワールアロマは、フランスのメディカルアロマのブランドで、直輸入して購入しています。

ル・コントワールアロマは、フランスでシェア1位のメーカーということもあり安心感もあります。たとえば、中国産とかだとオーガニックアロマを謳っている商品でもあきらかに香りがおかしいものもありますよね。 

キャンペーンの時には、お客様が顔を入れられる枕の下でお湯にアロマを垂らして、吸入法でさらに良質なアロマの成分を吸い込んでいただいています。コスト的にキャンペーンの時にしかできませんが、枕に顔を入れた瞬間に香るので喜んでいただけています。

部屋の中では、ほかの香りを使わずにお客様が選んだオーガニックアロマの香りを楽しんでいただくようにしていますが、玄関はアロマストーンを置いてレモングラスの香りでお迎えするようにしています。

以前は香りを拡散させていたのですが、すぐにオイルがなくなってしまうのでコスト的に厳しく、アロマストーンに変えました。友人が来た時には「いい匂い」と言ってもらえるのですが、自分ではあまり香っていない気もしているので、さきほど岡さんに教えていただいた生活の木のディフューザーは気になりますね。

私は、バリとかタイが好きで、現地に留学して資格を取っています。現地のスパでは入った瞬間にレモングラスが香るサロンが多く、それだけで南国の気分を味わうことができるので、サロンでもレモングラスをセレクトしています。

サロンもバリ風のインテリアで作っているので、お客様をお迎えする香りもサロンのコンセプトに合わせています。

Q 玄関やお手洗いなど、場所によって香りは使いわけていますか?

 お客様をお迎えする玄関やお手洗いなども、お客様にとってはサロンの印象となります。3名のサロンオーナーは、場所によって使う香りを変えているのでしょうか?

:お客様がお帰りになった時に、お香を焚くようにしています。

私は、名前が“かおり”ということもあって、お客様と香りについてお話をすることも多く、お土産にお香などをいただく機会も多いので、いただいたお香を使ったり、講師のお仕事で地方に出張した際に、地方の限定品のお香を見つけると購入して使ったりしています。

たとえば、先日は銀閣寺のお香を買ったのですが、「銀閣寺かうちでしかこの香りはありませんよ」などとお客様との話題づくりにもなりますよね。

一本をそのまま使うのではなく、お手洗いをお客様が使われる時に少しだけ折って使って“浄化”のために焚いているというイメージです。サロンは1日3名の予約を入れており、一本のお香を3つに折って使っているので、コストもそれほどかかりません。

宮嶋:ラベンダーの香りをサロンのテーマとして統一しているので、場所での使い分けはしていないですね。

たとえば、良いホテルとかラウンジとかに行った時の香りで、「ここに来た」というイメージが浮かぶことがあると思うのですが、サロンでもそうしたイメージを重視しています。 

ただし、岡さんがおっしゃっていたような浄化でいうと、セイジを使うことがありますね。でも、セイジで頭痛がするという方もいるので、朝早めに焚くようにしてサロンに香りを残さないようにしています。

いつかしたいと思っている香りの使い分けとしては、「季節を感じるパック」などのキャンペーン。エステで四季を感じるのは難しいので、香りで四季を感じていただけるのではないかと思っています。

高橋:玄関にはレモングラスを使っていますが、玄関以外は特に香りを使い分けすることはありませんね。

オブジェとしてお香を置いているけど、火は付けていません。施術の香りと混ざってしまうので、ほかの香りはつけないようにしています。

サロンの香りはサロンのコンセプトにあうものをチョイス!使い分けにはそれほどこだわる必要はなし?

前編では、サロンで使用している香りや、部屋ごとでの香りの使い分けについてお話をうかがいました。

3名のサロンオーナーがそれぞれ、こだわりを持ってサロンの香りを選んでいるのが分かりましたね。香りが混ざってしまうこともあるため、部屋ごとでの香りの使い分けはされていないという意見が多かったのも印象的です。

中編では、3名のサロンオーナーの香りへのこだわりについてうかがいます!

★中編は▼こちら▼からチェック!

今回ご紹介した商品はこちら!

・生活の木 アロマディフューザー:https://www.treeoflife.co.jp/campaign/aromadiffuser/

・シャトー・デュ・ボワ トゥルーラベンダ:https://lcdb.jp/products

・フルーツルーツ リップバーム:https://www.fruitsroots.com/cosmetic/gift/lipbarm_2_2000/

・ル・コントワールアロマ:https://aroma-aroma.jp/aroma/comptoiraroma/