ポジティブな発想が幸せにつながることを学べるバイブル 【Salon Cheri オーナー 小島 絵美 先生 】あの人のバイブル Vol.41

エステティシャンの育成や指導などに尽力されているベテランオーナーが、自身が経営や人生の選択に迷った際に読み返すバイブルを教えてもらう「あの人のバイブル」。

今回は、「Salon Cheri」のオーナーとして活躍されている、小島 絵美先生の人生のバイブルを教えていただきます。

お話をうかがったのは

「Salon Cheri」オーナー

小島 絵美先生

30代で子育てをしながらネイルスクールに通い自宅サロンをオープン。

2014年に、今の伊丹でSalon Cheriを開業。

脱毛・フェイシャル・痩身・ネイルと、

メンズからの需要も増えメンズメニューも展開。

今年で10周年を迎える。

地域密着サロンとして、オープン当初からのお客様も多く、

綺麗を目指しているお客様の最大の美を追求できるようお一人お一人に寄り添ったサロン作りを目指している。

HP:https://bihada.style

Instagram:@saloncheri

アン ミカ著『アン ミカの幸せの選択力 愛・幸・運に恵まれた人生を手に入れる(だいわ文庫)』

現在、兵庫県のサロンで活躍されている小島先生。

小島先生がバイブルとして挙げられたのは、アン ミカ先生の著書『アン ミカの幸せの選択力 愛・幸・運に恵まれた人生を手に入れる』です。

小島先生の今の考え方に影響を与えているというこの本。今でも何度も読み返している作品だそうです。

小島先生にバイブルについてのお話をうかがいます。

作品との出会いを教えてください

数年前にメーカーさんのイベントに参加したときに、アン ミカさんがゲストで来ていました。そこでアン ミカさんのトークショーがあり、話の内容や持っているオーラに惹きつけられたのを覚えています。

その後本屋へ行ったときにアン ミカさんの本を見つけ、たくさんあった中でも、ページ数が多くなく読みやすそうなこの作品を手に取ったのが出会ったきっかけです。

私は本を買って満足してしまったり、読み切れなかったりすることが多いのですが、この作品は一気読みしてしまいました。

作品と出会った時の自分はどのような状態でしたか?

今のサロンが今年の8月で10年目を迎えるのですが、私はもともとサロン勤めをしていたわけではなく、いきなりサロン経営を始めました。

やはり、最初の1~2年は悩みだらけでした。どうやっていけばいいのかわからず、さまよっていたのです。そこで、”たくさんの人に出会う”ことを大切に動いていた時期でした。

しかし、いきなりサロンを始めた自分にどこか劣等感があり、周りと比べてしまうことが多かったのです。

勝手に自分のなかで比較して、お客様と向き合うことが怖くなっていました。そんなときに出会ったのがこの作品です。

作品との出会いをきっかけにどのような変化があったか教えてください

実はサロン経営を始めた1~2年後に離婚を経験しており、当時は気持ちの浮き沈みがありました。ただ、笑っていれば良いことを引き寄せられると思い、笑顔でいることを心がけていました。

この作品にも同じことが書いてあり、自分の考えは間違っていなかったのだと思えました。それからは、とりあえず笑顔を作るのではなく、心から笑えるようになりました。

また、この作品には、アン ミカさん自身の今まで大変だったことなどが赤裸々に書かれています。

それだけを見ると、なぜ今のアン ミカさんがあそこまで笑顔なのか理解することは難しいでしょう。ただ、考え方を知ると、ずっと心から笑顔でいられる秘訣がわかります。

私もアン ミカさんのような素敵な人になりたいと思い、ポジティブに考えることを実践しているところです。

この作品をバイブルとして挙げた理由は?

この取材のお話をいただいたときに、真っ先にこの本のことが頭に浮かんできました。

エステサロンを経営している方は、家事や子育てとの両立を頑張っている方が多い印象です。ただ、頑張っているときは周りが見えなくなってしまいがちです。

そこで悩みが出たときに、この作品は自分の生き方を見直す材料になります。この作品では、終始ネガティブな考え方をポジティブな思考に変えてくれます。

たとえば、何か問題に直面したときに「なぜこんな問題が起きるのだろう…」ではなく「この経験も後の人生で必ず役に立つはず!」と考えるのです。

この考え方は今の私に大きな影響を及ぼしており、この作品と出会い、以前よりも楽に自分の人生を生きられるようになりました。

今でも見える場所に常に置いており、たまに読み返しています。読むときの状況によって心に響く場所は変わってくるので、毎回学びがあります。

この作品で好きな部分は?

自分のなかで「笑う門には福来る」という言葉を大事にしていたのですが、この作品にはその思いをさらに深める言葉がありました。

「嫌いな人を愛せなくても許せなくてもいいから感謝できることはあるはず」という言葉です。

私は、もともと誰かを嫌わないようにしようと思うように生きてきました。ただ、やはりどうしても苦手な人は出てきてしまいます。そのようなときに、この言葉を思い出して、何か一つ感謝できることを探すようにしています。そうしてからは、すごく気持ちが楽になりました。

この作品には、このような捉え方の転換に役立つような言葉がたくさんあります。「誰かを“心配”するのではなく“心配り”をするといい」など、腑に落ちる言葉が多いです。

前向きな発想を生み出す考え方を学べるバイブル

小島先生のバイブルは、人生を良い方向へ進める考え方を学べるアン ミカ先生の本でした。

●小島先生からのメッセージ

問題に直面しているときに限って、頑張りすぎてしまったり周りが見えなくなったりするものです。私も実際そうでした。

そのようなときは、一旦落ち着いてリセットしてみてください。ひと息置くと、すごく楽になります。頑張りすぎてしまう前にこの作品を読んでほしいです。

ポジティブでより楽しい人生にするための考え方に気がつくことができるので、ぜひ一度この本を読んでみてほしいと思います。