エステティシャンの育成や指導などに尽力されているベテランオーナーが、自身が経営や人生の選択に迷った際に読み返すバイブルを教えてもらう「あの人のバイブル」。
今回は、「STYLISH SALON」のオーナーとして活躍されている、松浦まり先生の人生のバイブルを教えていただきます。
お話をうかがったのは
STYLISH SALON オーナー
松浦まり 先生
エステ歴20年。RQ、モデル業、イベント業を経て現在は会社勤めをしながら、エステサロンを開業。
自身、合う化粧品がなくトラブル続きだったこともあり美容にハマり今に至る。
いろいろな人に支えられながら小さいながら自分のサロンを経営中。
Instagram:@stylish.salon0305
角田 陽一郎著『「好きなことだけやって生きていく」という提案(アスコム)』
現在、埼玉県でエステサロンオーナーとして活躍されている松浦先生。
松浦先生がバイブルとして挙げられたのは、角田 陽一郎先生の著書『「好きなことだけやって生きていく」という提案』です。
人生の生き方に関して記されているというこの本。タイトルだけでは分からない深いメッセージが隠されている作品だそうです。
松浦先生にバイブルについてのお話をうかがいます。
作品との出会いを教えてください
もともと自分自身が好きなことをやっていたいタイプでした。『「好きなことだけやって生きていく」という提案』というタイトルが自分の価値観に近い点に惹かれました。
表紙からどのような内容が書かれているかは分からなかったのですが、自分の目指しているものに合っていると考え、手に取りました。出会いに関してはエステとは関係ないのですが、「何かいいアイデアはないか」「他の人はどんなことを考えているのか」を知りたいという思いがありました。
作品との出会いをきっかけにどのような変化があったか教えてください
人間としての幅が広がったような気がします。
例えば天才だったらゼロから何かを生み出すことができると思います。自分には突出した才能はありませんが、この本を通して、今までやってきた好きなことをより発展させる形で、さまざまな挑戦ができるようになりました。
私は歌も好きで美容も好きなので、それを組み合わせてイベントをしたこともありましたし、お客様が私自身に魅力を感じてくださり、次の予約につながったケースもありました。
今思うと、人間の幅を広げるには美容や経営に関してだけではなく、いろいろな知識があった方がいいなと感じます。
まずはつまらないと決めつけずに何でもやってみると、自分の興味が湧くことが見つかるかもしれないということを伝えたいです。
この本で印象に残っている部分は?
何でも興味を持っておもしろがってやってみるべきだという部分です。好きなことはもちろん、嫌いだと思っていたことや苦手に感じる人であっても、そこから何か生まれるかもしれないので、とにかく挑戦してみるところが印象に残っています。
本のタイトルは「好きなことだけやって生きていく」ですが、その好きなことを見つけるには何でもやってみなければ分かりません。ですので、挑戦してみた中から好きなことを見つけていくのが大事だと思います。
この作品をバイブルとして挙げた理由は?
私自身、難しいことが苦手なため、本も人も分かりやすい方がいいと思っています。その点で、この本はすごくわかりやすいです。
また、好きなことをやっていれば、いずれその経験が自分自身をより豊かにしてくれると思います。この「好きなことを続ける」という部分に強く共感しました。
この本は私にとって、人生の生き方という部分でバイブルになっている本です。
好きなことで生きる素晴らしさを学べるバイブル
松浦先生のバイブルは、好きなことだけやって生きていくことの素晴らしさを学べる角田 陽一郎先生の本でした。
●松浦先生からのメッセージ
私は、多くのことに手を出すのではなく、自分がこれだと決めたことをやり続ければいいのではないかと思います。サロンの場合も同じく、いろいろなことをやりだして、結局何がメインなのか分からなくなるよりも、一つのことをやり続けて極めた方が長続きすると考えています。
あとはいろいろな話を聞いて自分の中で落とし込んで、落とし込めたものだけをやればいいと思います。あまり振り回されるのはよくありません。
結局、そのお店を支えるのは周囲の人なので、自分にファンをつけるのが大事です。技術ももちろんですが、人柄も重要な要素です。仲間やお客さんを増やすためにはあなた自身にファンをつける必要があります。自分が決めたことを信じて突き進んでみてください。
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