チャンスを逃さない下ごしらえの重要性が学べるバイブル【株式会社SHE BEST 代表取締役 髙橋舞子 先生】あの人のバイブル vol.12

エステティシャンの育成や指導などに尽力されているベテランオーナーが、自身が経営や人生の選択に迷った際に読み返すバイブルを教えてもらう「あの人のバイブル」。
今回は、岐阜県でエステサロンオーナーとして活躍されている、髙橋舞子先生の人生のバイブルを教えていただきます。

お話をうかがったのは

髙橋舞子 先生

オリジナルブランド『EVERYSKIN化粧品』開発者。
美容皮膚科、産婦人科の看護師を経験した後、 大手化粧品メーカー系列のエステティックサロンに入社。そこで、化粧品の魅力を知る。
同社でエリアマネージャーを務め、その後母親とともに 有限会社MIEUXを設立し、代表取締役社長を務める。会社立ち上げと同時に、オリジナル化商品18アイテムを発売。
2018年、株式会社SHE BESTに社名変更。 『物販7割のスタッフ育成』を得意とし、サロンで教育指導をする傍ら、化粧品開発や技術開発、美容機器などのプロデュースも手掛ける。

さらに2019年、化粧品部門を独立させた「LIKES BEAUTY株式会社」を設立。
2020年、構想から3年の年月を経て、ヒト型セラミド化粧品『EVERY SKIN』を発売。 2021年、「Likes Labo株式会社」を設立し、化粧品製造販売元許可を取得。

現在は、エステサロン・マツエク&ネイルサロンを直営店計6店舗を運営しながら、『EVERY SKIN』化粧品を展開中。

アレックス・ロビラ著/フェルナンド・トリアス・デ・ベス著/田内 志文訳『Good Luck(グッドラック)(ポプラ社)』

エステサロンオーナーに加え、化粧品メーカーの社長としても活躍されている髙橋先生。髙橋先生は読書を愛好しており、今まで数えきれないほどの本を読んできたそうです。

そんな髙橋先生がバイブルとして挙げられたのは、アレックス・ロビラ先生とフェルナンド・トリアス・デ・ベス先生の著書『Good Luck(グッドラック)』です。

髙橋先生の考え方の根幹が詰まっているというこの本。他の人に紹介する機会も多いとおっしゃっていました。

髙橋先生とバイブルについてのお話をうかがいます。

作品との出会いとバイブルとして挙げた理由を教えて下さい

経営者の先輩から紹介してもらったのがきっかけでした。この本は、自身の考え方の根底になっている部分が多く詰め込まれており、今では会社の幹部にプレゼントしています。この本は、小学生から読めるくらい非常に分かりやすく、物語を通して自分の身の回りのことに置き換えながら読み進められるので、一度読むと心に残ります。

社員教育で本をプレゼントする機会は多い?

多いです。社員との共有・共感が大事だと思っています。社員は同じ船に乗り、同じ方向を向いて共に進んでいくので、理念や考え方、思想のすり合わせはとても大切にしています。本に限らず映画なども、自分がいいなと思ったものは共有し、さらに、感動したポイントや学びになったこと、習得していきたい考え方なども伝えています。思想のすり合わせはチームとして同じ方向に進んでいくうえで、非常に大事なことだと考えています。

この本を読み直そうと思うタイミングは?

この本は、幸運と運の違いについて考えるところからスタートします。あの人は運がいい、恵まれていると思う瞬間もありますが、それはチャンスが巡ってきたときにいかに下ごしらえ(準備)ができているかどうかだと思っています。だから、周りのメンバーや友達が人と比べて落ち込んでいたり、上手くいかずに悩んでいるときに、この本を紹介することが多いです。本を紹介した相手には必ず感想を聞いて、そのタイミングで感想のすり合わせをするために自分でもう一度読み直しています。

この本の一番好きな部分を教えてください

この本は、二人の登場人物を例に「幸運を手に入れるための方法」が物語を通して述べられています。そして、幸運を掴むための下ごしらえをしていくことの大切さを教えてくれます。毎年決まった時期に四つ葉のクローバーの種が降ってくるのですが、下ごしらえをしていなかったために四つ葉のクローバーが咲いていなかったのです。この物語の過程で下ごしらえをしっかり行っていたある騎士は、四つ葉のクローバーを咲かせることができました。これは本当に人生と同じだと思っています。もしチャンスが巡ってきたとしても、自分の気持ちや状態が整っていなければチャンスを掴むことも、活かすこともできないない、つまり四つ葉のクローバーを咲かせられないのです。それどころか種が降ってきたことにも気づかないかもしれません。たとえ幸せになるチャンスがあったとしても、それを活かせていない機会は多いと思います。幸運をつかむためには、自ら下ごしらえをする必要があるということです。

現場の社員も悩んでいるところをこれまで見ているので、このシーンに習ってチャレンジすること、下ごしらえの重要性の話をする機会は多いです。

下ごしらえの重要さを学べるバイブル

髙橋先生のバイブルは、物事の考え方や下ごしらえの重要さを学べるアレックス・ロビラ先生とフェルナンド・トリアス・デ・ベス先生の本でした。

●髙橋先生からのメッセージ

仕事でもプライベートでも思ったようにいく事ばかりではありませんが、

なりたい姿や目標を想像して、ワクワクする事がとても大切だと思います。

きっとできると自分を信じてあげる事、一歩踏み出して、チャレンジしてみることが必要だと思います。

そして、何がなんでも諦めない強い気持ちと、探究心が必ず、自分の価値を高めて、お役に立つことのできる自分へと成長することができます。

集客やお客様のお役に立てていない、結果が出ていないなどの悩みは、専門的な正しい知識を自分で習得する。そして、数に勝るものはないので、さまざまな症例を見たりお客様に触れたりと、【チャレンジと下ごしらえ】を幾つも積み重ねることがとても大切だと思います。

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