女性として持っておくべき考え方を学べるバイブル 【エステルーム aquatura オーナー 金城ゆかり先生】あの人のバイブル vol.11

エステティシャンの育成や指導などに尽力されているベテランオーナーが、自身が経営や人生の選択に迷った際に読み返すバイブルを教えてもらう「あの人のバイブル」。

今回は、エステルーム aquatura(アクアチュラ)でオーナーとして活躍されている、金城ゆかり先生の人生のバイブルを教えていただきます。

お話をうかがったのは

金城 ゆかり 先生 

リラクゼーションサロンでボディケアセラピストを経て、エステ業界へ転職。チーフ、店長職を経験して個人サロン開業。 オールハンドとパワーツリートリートメントによるボディケア、田中玲子先生直伝の小顔美点マッサージのフェイシャルトリートメントをメインに、さいたま市南浦和で『エステルームaquatura』を営業。

Instagram:@aquatura

美輪明宏著『紫の履歴書(水書坊)』

リラクゼーションサロンでの経験を経て、現在はエステルームのオーナーとして活躍されている金城先生。

金城先生がバイブルとして挙げられたのは、美輪明宏先生の著書『紫の履歴書』です。

自身の考えを改めるきっかけになったというこの本。この本に出会ってから物事の考え方が変わり、今でも思い返して何度も読み返す本とおっしゃっていました。

金城先生とバイブルについてのお話をうかがいます。

作品との出会いを教えて下さい

出会いは学生時代で、さまざまな本を読み漁っている時期があったんです。この本のような自叙伝が気になっている時期と当時のスピリチュアルブームが重なり、学校の図書館にたまたま置いてあったこの本を手に取りました。

当時はさまざまな書物を読んでいましたが、美輪明宏さんの壮絶な人生とこの本の独特な感性に惹かれたのを覚えています。

作品と出会った時の自分はどのような状態でしたか?

自分が社会に出たとき、エステティシャンの前にリラクゼーションサロンをやっていました。お客さんはもちろんいろんな人がいたので、お客さんに相性や施術が合わないことがありました。

自分が未熟なことも分かっていましたが、なんとなくあの人とは相性が合わないと諦めていました。クレームをいただいたときにもただ落ち込むだけで、今回は相性が合わないお客さんだったんだと思い込んでいたのを覚えています。

作品との出会いをきっかけにどんな変化があったか教えて下さい

お客さんと合わないと諦めていたときにこの本を思い出して読み返してみると、悩みがあったときは人のせいではなく、自分を成長させる一つの糧になるのだと気付きました。

この本の中でも、彼が投資で騙されて相手を恨んでいるときに諭してくれた人がいて、物事は自分の受け取り方次第と教えてくれました。挫折や思い悩んだときに読むと、とても腑に落ちる部分があると思います。

学生だった当時はぼんやり世界観が分かる程度でしたが、社会人になってこの本の言うところが分かってきたような気がします。

この本をバイブルとして挙げた理由は?

生き方、物事の受け捉え方が女性として共感できる部分が多かったからです。その共感できる部分は、女性を相手にする職業として持っておくべき考え方だと思っています。

仕事をしていくうえでお客様を否定せずに考えを受け取る、向き合っていくという部分では、美輪さんの考え方と通ずる部分があると思います。だから、この本に書いてある美輪さんの考え方は大事にしています。

物事の考え方や受け捉え方を学べるバイブル

金城先生のバイブルは、独特の視点から書かれている物事の考え方や受け捉え方を学べる美輪明宏先生の本でした。

●金城先生からのメッセージ

この本の中にもありましたが、物事の受け取り方は自分次第です。今の状況をマイナスとして捉えるのか、それとも自分が成長する糧として捉えるのかでその先の状況がだいぶ変わってくると思います。

どんなにつらく悩んでいる状況だとしても悩んで終わるのではなく、その先を見ていければ、今の状況から抜け出せるのではないかなと思うんです。もし迷ったらこの本を参考に、物事の考え方や受け取り方を考えてもらえればいいなと思います。

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