施術の行いやすさ?値段?ベッドの導入で外せないポイントは…気になる!となりのエステサロン「サロンで使用しているベッドについて教えてほしい!」(前編)

気になる!となりのエステサロンは、「他のサロンはどうしているんだろう!?」と疑問に感じる、“サロン独自のアイテムの選び方”について、複数名のオーナーに聞いていく企画です。第8回のテーマは「ベッド」です!サロンで使用しているベッドの種類やこだわり、ベッドメイキングなどについて、前・中・後編に分けて聞いていきます。

施術の行いやすさ?値段?ベッドの導入で外せないポイントは…気になる!となりのエステサロン「サロンで使用しているベッドについて教えてほしい!」(前編)

 エス通の企画「気になる!となりのエステサロン」は、エステサロンオーナーやエステサロンを今後開業する予定があるエステティシャンが、「他のサロンではどうしているんだろう?」と疑問に感じるサロン独自のアイテム選び等について複数名のオーナーに聞いていく企画です。

 第8回となる今回のテーマは「ベッド」。エステサロンにおけるベッドの役割は、自宅のベッドとは違い、ただ“寝るため”だけのものではありません。良いベッドを選ぶことができれば、お客様に快適な時間を過ごしていただくことも、また施術を行いやすくすることもできます。しかし、良いベッドの基準とはいったい何なのでしょうか。

ベッドのこだわりについて、おふたりのサロンオーナーにお話をうかがいました。今回も前・中・後編に分けて、各項目ごとに詳しくお伝えしていきます。

liberte リベルテ オーナー

近藤香織 様

東京都江東区深川

門前仲町の下町駆け込みエステサロンです。

お客様と共に奇麗に年を重ねるエステサロン。

マイクロカレントは整形のような劇的な変化はありませんが、細胞からじわじわと確実にリフトアップします。

安心、安全な施術を提供して、デイリーケアとして日々忙しいママが気軽に来れる、そして何でも言えるエステティシャンがいる。

駆け込み寺ならぬ、駆け込みエステサロンです。

Instagram:@liberte0408

27年のエステティシャン歴、門前仲町で16年サロンをされているベテランの近藤様。

エステに通いたい、キレイになりたいという気持ちからエステティシャンを始められたそうです。

以前在籍されていたサロンでは流れ作業だった施術が、今はお客様1人1人に向き合えているということにやりがいを感じるとのこと。

長く通ってくださるお客様が多く、その方の人生に寄り添えるというエステティシャンならではの素敵なお話を伺いました。

秋田美人再生サロン咲輝 オーナー

髙津咲子 様

秋田県秋田市新屋豊町

秋田県秋田市生まれ。

老人福祉施設勤続 15 年で気が付いた。 それはオムツ内の環境がとても不衛生だということ。

介護する側される側がお互いに気持ちよく過ごせるような環境を作りたい強い思いで、おマタの脱毛サロンを開業した。

美よりも衛生面重視。

『おマタ大使®』商標登録済。

インスタ:@akitabi_saki

エステティシャン歴は3年の髙津様は、15年介護福祉士としてお勤めされていました。

そのお仕事の中でオムツ内の環境がとても不衛生だと気づかれた高津様は、それを何とかしたいと思うように。

お子様が小学校へ入学されたことをきっかけに、介護福祉士の頃の経験からおマタの脱毛をメインにしたサロンを始められたそうです。

数ある他の医療脱毛などに行くよりも、介護福祉士としての経験がある髙津様のもとへお客様が来て下さることがやりがいと語ってくださいました。

Q 実際に今使用されているベッドはどのようなものですか?

 エステサロンにとって、ベッド選びはとても大切なプロセスです。それはお客様にくつろいでいただくだけでなく、エステティシャンの施術をサポートするという面においても密接に関わってくるからです。

 施術用のベッドには、実にさまざまなタイプのものがあります。種類も多く、何を導入すれば良いのか迷ってしまうこともあると思います。利用シーンや用途が合わないとしても、簡単に買い替えられる金額のものなら問題はないかもしれませんが、ベッドの価格帯となると、そう簡単に買い替えられる金額ではありません。実際のところ、どのような部分を考慮してベッドを購入すれば後悔をせずに済むのでしょうか。まずは、おふたりに、実際に今使用しているベッドについて教えていただきます。

近藤さん(以下近藤):オープン当初、私のサロンではフェイシャルケアのメニューしか用意していなかったこともあり、高さがリクライニングできるタイプのファイシャルベッドを導入していました。しかし2年くらい経ってボディケアのコースをはじめてみて、フェイシャルベッドではボディの施術には向かないということがわかりました。フェイシャル用のベッドでボディケアをすると、どうしてもベッドが軋んでしまうのです。施術時間中ずっとギシギシとうるさいのは良くありませんよね。そういった経緯があり、折り畳みタイプのベッドに切り替えました。しかし、折り畳みと言っても普段は広げたままで使用しています。頻繁にベッドを動かすわけではありませんが、引越しの際には折り畳みベッドの方が移動が楽に行えます。

髙津さん(以下髙津):私の場合、これまでエステに通った経験がなかったので、どのようなベッドを導入すれば良いのかというのは皆目検討もつきませんでした。既にエステサロンを開業していた友人に話を聞くと、折り畳みベッドを使用しているとのことでした。まずはそれを借りて使ってみて、その後同じものを購入しました。それを今でも使用しています。折り畳みタイプのベッドではありますが、日常的に折り畳んでいるわけではなく、大抵の場合は出しっぱなしにして使用しています。

Q ベッドへのこだわりはありますか?

 施術ベッドを選ぶ際、お客様の快適性とエステティシャン自身の施術がしやすいことが欠かせないポイントです。加えて、金額面での折り合いも大切になってきます。

 お客様だけでなくエステティシャンも、60〜90分、場合によってはそれ以上の時間をベッドとともに過ごします。これだけの時間を使いにくいベッドで過ごすというのは大変な苦痛になります。お客様とエステティシャン、お互いに快適な時間を過ごせるようにするためにこだわっている部分をうかがいました。

近藤:やはり、お値段は気になるところですね。折り畳めないベッドよりも折り畳みタイプのベッドの方が、値段が安かったことが購入の決め手となりました。高さ調節が簡単に行える電動ベッドには憧れますが、お値段を考慮すると別に導入しなくても良いのではないかと思います。

 またこのベッドを購入して14年くらい経ちますが、いまだに現役でしっかりと使用できるので、コスパ的に考えてもかなり良かったと思っています。値段の他には頑丈さも気になります。ただ、私はベッド本体へのこだわりというよりは、ベッドカバーの方にこだわりを持っています。シーツなどは色柄が豊富にあるので白やグレーなど、サロンのイメージに合わせて用意するようにしています。また、気に入ったタオルケットがあれば毎回2枚ずつ買うようにしています。1枚はシーツにして、もう1枚はタオルケットとして使用します。お客様に気持ち良いと感じてもらえるよう、手触りを重視して選んでいます。」

髙津:何の先入観も持たずにベッドを導入したこともあり、ベッドのこだわりについてはあまりないように思います。ただ、今現在使用しているベッドは高さ的にも体に負担がなく、とても使いやすいので気に入っています。ちなみに、ベッドの高さはMAXまで高くしています。お客様がベッドに乗り降りされる際には椅子を用意し、それを台にして上がってもらっています。

 私が使用しているベッドはまだ使用し始めて3年くらいですが、耐久年数が不透明だったので、漠然とした不安がありました。しかし本日近藤さんのお話をうかがい、まだまだ年数が持ちそうだと思い、とても安心しました。

ベッドは「行いたい施術のタイプに合わせて選ぶ」と良い

 エステサロンのベッドは施術のコース内容に合わせて決めると後悔が少なくなりそうです。たとえばフェイシャルエステなど顔まわりのケアをメインに行うならフェイシャルベッドが、ボディケアを行いたいのであればフラットタイプのベッドが良いでしょう。部屋のスペースによっては通常のベッドよりも使用しない時には折り畳んで隅に寄せておける折り畳みタイプのベッドの方が向いている場合もあります。また、もしも出張マッサージなどを行いたい場合にはポータブルタイプのベッドを用意するなど、それぞれのサロンのイメージや用途に合わせて揃えるようにすると良さそうです。

次回は、ベッドの上に用意しておきたいアイテムについてうかがいます!

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https://esthe.media/v/column/8126