合言葉は“即効・持続・信頼” お客様目線で美容業界を探り “求められるもの”を提供【Esthetician File No.48】

 現役エステティシャンの皆さんに仕事へのこだわりや日々の過ごし方をうかがう本誌の好評連載「Esthetician File」。
 10月号は「脱毛サロンBloom」の佐藤 紗希さんが登場。

 短期大学を卒業し、地元東北で約3年モデルやタレントとして活動。その後、未経験ながら興味を持った美容業界への転職を決意し、ワックス脱毛サロンに入社。2店舗の店長として1年半務めた後、2021年8月、池袋にて『脱毛サロンBloom』をオープン。現在は池袋駅周辺にて2店舗経営中。

サロン情報
脱毛サロンBloom
Instagram:@bloomsaki715

①エステティシャンを志したきっかけは?

 きっかけと呼べるものかわからないのですが、転職を考えた際、“今までに経験がない”という点から美容業界に興味を持ちました。そしてふと、昔自分が受けた“ワックス脱毛”が頭に浮かんだのです。脱毛は需要が高いうえ、「機器ではなくワックス脱毛なら自分の手技を磨ける」と思い、転身を決意。当時の仕事で限界を感じていた自分にとって、“一生使えるスキル”が魅力的でしたね。

②Bloomのウリは何ですか?

 “即効・持続・信頼”を大切にしています。毛をそることへの抵抗やチクチクすることへのストレスからお客様を解放するため、当店で提供するのは、即効性のあるシュガーリングと、持続性のある光脱毛を組み合わせたいいとこ取りのメニュー。脱毛は差別化が難しいため、お客様目線で“欲しいもの”を常に探しSNSで発信しています。

③佐藤さん自身の強みは?

 未経験でこの業界に入ったからこそ、“自分がやりたいこと”ではなく“みんなが欲しいもの”の追求は怠っていません。看板メニューであるシュガーリングも、施術後のお客様の肌状態を観察し、より負担を軽減したいという想いで導入しました。脱毛はリラクゼーションとは違い、時間をかければいいというわけでもありません。そのためできるだけ早く、誰よりもきれいにお客様の理想に近づけることを意識しています。

④大変だったことはありますか?

 どんなにいいものでも、知られていなければ存在しないのと同じ。オープン後に認知活動としてTikTokで毎日更新を徹底しましたがやはり大変でしたね。とにかくスキマ時間でサービスや肌悩みについての投稿を続け、今ではフォロワーが1万2,000人に。新規顧客の9.5割はSNSがきっかけなんです! ここだけは譲れないという軸をぶらさず、信じて発信し続ける。これが一番難しくて重要なことだと感じました。

⑤仕事に対するこだわりは?

 両親が共働きで家系的にも全員バリバリ仕事をしていたためか、私も昔から仕事するのは好きでした。日々の生活のなかで人に喜ばれたり、達成感を感じたりできる場面は仕事以外にほとんどないと思っています。少なくとも私にとって、こんなにたくさんの成功体験を積めるものはほかにありません。

⑥将来の目標や夢はありますか?

 都内に5店舗、サロンを展開することを目指しています。店舗拡大は、たくさんある脱毛サロンのなかで「Bloomで脱毛がしたい!」と選ばれるサロンになるための力試し。エビデンスがしっかりした誠実なメーカーさんと契約を結び、施術者全員が技術に誇りと自信を持って、お客様の“卒業”を一番に考える脱毛サロンとして成長を続けます。

My Favorite

那覇から高速船で約1時間の座間味島に。東京にはないゆっくりとした時間の流れを満喫しました。

 エス通本誌の好評連載「Esthetician File」をご紹介しました。(2022年10月号掲載)アプリでは過去のエス通バックナンバーもご覧いただけます。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!

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