人への接し方の法則を学べるバイブル【株式会社MARK SAMY 代表取締役 笹川 麻世先生】あの人のバイブル Vol.33

エステティシャンの育成や指導などに尽力されているベテランオーナーが、自身が経営や人生の選択に迷った際に読み返すバイブルを教えてもらう「あの人のバイブル」。

今回は、「トータルエステティックサロン Bmc」の代表として活躍されている、笹川 麻世先生の人生のバイブルを教えていただきます。

お話をうかがったのは

株式会社MARK SAMY 代表取締役

笹川 麻世 先生

トータルエステティックサロンBmcオーナー、秋田エステティックアカデミー校長、日本スキンケア協会認定講師。

第9回エステティックグランプリフェイシャル技術部門にてグランプリを受賞。

翌大会では、サロンスタッフが凖グランプリを受賞。

スタッフ育成のセミナー講師や技術セミナー講師として活躍するほか、芸能人も愛用する美顔器を監修し、テレビ出演もしている

Instagram:@mayo_sasakawa

デール・カーネギー著『人を動かす(創元社)』

現在、秋田県でエステサロンのオーナーとして活躍されている笹川先生。

笹川先生がバイブルとして挙げられたのは、デール・カーネギー先生の著書『人を動かす』です。

笹川先生が起業当初に出会ったというこの本。自分で内容をノートにまとめるほど影響を受けた作品だそうです。

笹川先生にバイブルについてのお話をうかがいます。

作品と出会った時の自分の状態&作品との出会いを教えてください

起業したてのころ、スタッフに対しての「教え方」について悩んでいました。

ずっとエステサロンで働いているのですが、人の教育は嫌いではなく、苦手でもないと思っていました。

ただ、起業してから会社に勤めている「上司」として教えることと「経営者」として教えることは異なることに気付きました。会社勤めのときは会社に守られていましたが、起業するとすべてが自分の責任になります。すると、スタッフの教育に悩んだり、イライラしたりする日が増えていきました。

そのような日々のなかで、たまたまある方に紹介されたのがこの『人を動かす』でした。お客様はもちろん、スタッフに対しての接し方のヒントも書かれていて、思わず「なるほどな」と声に出しました。

作品との出会いをきっかけにどのような変化があったか教えてください

起業したばかりのときは、自分や会社のために他の人に動いてもらおうとするワンマン経営になりがちだと思います。実際、私もそうでした。

しかし、極端に言えば、他人は変えられない、変えられるのは自分だけなのです。自分が変化することで、人を動かせるようになります。

この作品と出会い、「まずは自分が我慢する」「他人を変えたいのならまず自分を変えるしかない」という考えになりました。

私の場合、動かしたい人はスタッフでした。そのため、大袈裟ですが、お客様と接するときくらい丁寧にスタッフと接するようになったのも、この作品に出会ってからだと思います。

この作品をバイブルとして挙げた理由は?

私は普段ほとんど本を読みません。読むとすれば、ダイエットや美肌の知識などに関わる専門的な本でした。

読書があまり得意ではない私が分厚いビジネス本を読んだということは、私のなかで相当重要なものになっている、バイブルになっているということだと思います。

この作品にはお客様はもちろん、スタッフや家族、友人など、生きている以上はどんな場面でも役に立つ重要なことが書かれています。

「他人を動かすにはまず自分が変わる」ということを再確認し、行動に移せるようになれたのは、この作品があったからだと思っています。

この作品で重要だと感じている部分は?

以下の原則は、自分でまとめているノートに書き留めています。

<人を動かす3原則>

  • 批判も非難もしない。苦情も言わない。
  • 率直で、誠実な評価を与える。
  • 強い欲求を起こさせる。

<人に好かれる6原則>

  • 誠実な関心を寄せる。
  • 笑顔を忘れない。
  • 名前を覚える。
  • 聞き手にまわる。
  • 関心のありかを見抜く。
  • 心からほめる。

<人を説得する12原則>

  • 議論を避ける。
  • 誤りを指摘しない。
  • 誤りを認めない。
  • 穏やかに話す。
  • 「イエス」と答えられる質問をする。
  • しゃべらせる。
  • 思いつかせる。
  • 人の身になる。
  • 同情を持つ。
  • 美しい心情に呼び掛ける。
  • 演出を考える。
  • 対抗意識やプライドを刺激する。

<人を変える9原則>

  • まず褒める。
  • 遠回しに注意を与える。
  • 自分の過ちを話す。
  • 命令をしない。
  • 顔をつぶさない。
  • わずかなことでも褒める。
  • 期待をかける。
  • 激励する。
  • 喜んで協力させる。

これらは自分のなかでも心に残っており、印象的に頭に残っている部分です。だからこそ、ノートに自分でまとめており、たまに見返して再確認しています。

部下がいたり、自分で経営していたりする人には、ぜひ読んでほしいと思います。

人として信頼を得るための大原則を学べるバイブル

笹川先生のバイブルは、経営者として人を束ねる術を学べるデール・カーネギー先生の本でした。

●笹川先生からのメッセージ

私は基本悩んでも、「もっと大変なことで悩んでいる人がいる」と思うようにしています。

そのときはものすごく大きな悩みに感じてしまうと思いますが、1年2年経つと、「あんなことで悩んでいたのか」と思う日が必ず来ます。自分を信じてください。

また、そのようなときこそ初心を思い出して、「頑張ろう」と思ったときの自分に戻ってみてください。解決しない悩みはありません。

その人が乗り越えられる壁しか来ないので、頑張って乗り越えてみてください。必ず自分の力になります。