アーユルヴェーダを通して生活法を学べるバイブル
エステティシャンの育成や指導などに尽力されているベテランオーナーが、自身が経営や人生の選択に迷った際に読み返すバイブルを教えてもらう「あの人のバイブル」。
今回は、一般社団法人日本シロダーラ協会代表理事として活躍されている、田畑優美子先生の人生のバイブルを教えていただきます。
お話をうかがったのは
日本シロダーラ協会 代表理事
田畑優美子 先生
一般社団法人日本シロダーラ協会代表理事。株式会社華蓮代表取締役。「美・健・学オリーブ」経営。INFA国際ライセンス(ゴールドマスター)。インドネシアアーユルヴェーダライセンス取得。アーユルヴェーダ学会セルフケアアドバイザー。エステティックグランプリ第5回フェイシャル技術部門チャンピオン。京都医健専門学校非常勤講師。医学会で数々の論文発表。現在、現役セラピスト、コンサルタント、商品開発、研究、執筆、講演活動中。
一般社団法人日本シロダーラ協会HP:https://j-shirodara.com/
美・健・学オリーブ HP:https://olive-tomigaoka.com/
上馬塲 和夫・西川 眞知子 著『新版 インドの生命科学 アーユルヴェーダ(農山漁村文化協会)』
数々のエステの賞を受賞し、現在は一般社団法人日本シロダーラ協会代表理事として活躍されている田畑先生。
田畑先生がバイブルとして挙げられたのは、上馬塲 和夫・西川 眞知子先生の著書『新版 インドの生命科学 アーユルヴェーダ』です。
田畑先生も尊敬されている上馬塲 和夫先生と西川 眞知子先生が書かれているというこの本。アーユルヴェーダを日本語でこれほど分かりやすく解説している作品はないと言えるほどの書籍だそうです。
田畑先生にバイブルについてのお話をうかがいます。
作品との出会いを教えてください
私はシロダーラ協会の代表ということもあり、アーユルヴェーダに関しては常に勉強しようと思っています。海外でアーユルヴェーダのライセンスを取得したのですが、日本語で分かりやすい本はないかと探していました。
そのときに出会ったのがこの作品でした。本格的かつ分かりやすく、読みごたえもあります。内容も細かく書かれており、私にとって本当にバイブル、教科書のような本なので、出会ったのはもう十数年前になりますが、今でも確認のために読み返すことがあります。
過去に読んだ時には分からなかったことが、改めて読み返すと分かるようになることもあるため、今でも発見が多いです。
作者との交流は?
この本の著者である上馬塲 和夫先生は、以前にアーユルヴェーダ学会の理事長をされていた方です。この方はすごくアーユルヴェーダについて研究しておられて、シロダーラの研究論文も出されています。
西洋医学と東洋医学のどちらの資格も持っている方なのですが、実際に話してみるとすごく丁寧に教えてくれます。この作品がきっかけで、上馬場先生とはメッセージのやり取りをするくらいに親しくさせてもらっています。
上馬場先生はこの作品の他にもコラムなど、もっと分かりやすく書かれている文章もあるのですが、仕事で使うとなるとこの作品がいいかなと思います。
作品との出会いをきっかけにどのような変化があったか教えてください
先ほども言った通り、私は海外でアーユルヴェーダを勉強してきたので、日本はアーユルヴェーダに対してあまり馴染みがないと感じていました。しかし、この本に出会えたことで、アーユルヴェーダをより身近に感じられるようになったのが大きな変化です。
この作品には、いわゆる「生活法」が書かれています。タイトルは「生命科学」という一見難しそうな言葉が書かれていますが、中身はセルフマッサージの方法や食べるものについてなどのことが、日々実践できるように書かれているのです。
遠いと感じていたアーユルヴェーダが、身近に感じられるようになった素晴らしい本だと思います。
この作品をバイブルとして挙げた理由は?
私のライフワークでもあるアーユルヴェーダやシロダーラを普及しようという活動には、この作品は欠かせないバイブルだと思っています。何か悩んだときは、尊敬している上馬場先生の魂が入っているこの本を読んで、勇気をもらっています。
これからアーユルヴェーダだけではなく、美容家など、人の健康に貢献したいという方の中にはさまざまなホームケアのアドバイスをしたいと思うことが多いと思います。そのような方にも読み応えのある本だと思いましたので、バイブルとして挙げさせていただきました。
アーユルヴェーダとは何かを学べるバイブル
田畑先生のバイブルは、アーユルヴェーダについて分かりやすく学べる上馬塲 和夫・西川 眞知子先生の本でした。
●田畑先生からのメッセージ
悩みはつきものだと思います。私も、今まで悩みながらやってきました。これは私の生徒にも言うのですが、悩んだときは初心に返ってください。
私の場合は事故で家族を亡くして、心身ともに疲弊していたときにエステで人の手のやさしさに触れて、自分自身がこんなにも蘇るのかと感動しました。それを伝えたくて、この仕事をしているのです。
クレームを言われることや集客など、悩みはあるかもしれません。そんなときは初心を思い出して、自分はなぜこの仕事を選んだのか、まだやれることはないかを考えてほしいと思います。
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