“エステ以上医療未満”のフェムケア施術でお客様のなりたい自分をかなえる【Esthetician File No.56】
現役エステティシャンの皆さんに仕事へのこだわりや日々の過ごし方をうかがう本誌の好評連載「Esthetician File」。
6月号は「バースハーモニー美しが丘助産院」の冨田愛さんが登場。
短期大学で栄養士免許を取得した後、大手サロンに18年間勤務。2020年に独立し、独自のフェムケアメソッドを構築。2022年には(一社)日本フェムケア協会を設立し、今日にいたるまでフェムケアの大切さを伝えている。現在は「バースハーモニー美しが丘助産院」にて助産院フェムケアセラピストとして活動中。
サロン情報 |
バースハーモニー美しが丘助産院 Instagram:https://www.instagram.com/ai__tomita/ |
①フェムケアに着目した理由は?
サロンに来るのを楽しんでくれていた50〜70代の方々が、複数名同時に婦人科系の病気にかかり、来店頻度が減ってしまったことがきっかけです。久しぶりに来店されたお客様から、「違和感はあったが放置していた。サロンで病気を防ぐためのケアはできないのか」と言われ、お客様のそばにいながら不調に気付けなかったことにショックを受けました。そこで、サロンで定期的にフェムゾーンをケアすることが未病ケアにつながると考え、フェムケアまでできるエステサロンをつくりました。
②仕事に対するこだわりは?
“お客様のゴール”を聞き、それに向けて必要なことを提案しています。フェムゾーンのケアだけでなく、「心と体はつながっている」をコンセプトに、体の状態や部位に合わせて、オイルトリートメントや複合低周波機器を組み合わせたオリジナルの施術を行なっています。体の状態によっては、私に足りない知識や医療分野の技術が必要となる場合も。お客様の理想像を一番に考えるからこそ、自分ができる範囲は120%で向き合い、自分一人で解決できないことはさまざまな人の力を借りながら、お客様の未来を変えていきたいと思っています。
③冨田さんの強みは?
お客様に寄り添うところです。デリケートな分野であるフェムケアは、悩みや不安を抱えているのに相談できないという方も。そんな方に、同じ経験をしたお客様や私自身の話を共有することで、「年齢や出産の影響だから仕方がない、と考え諦めてしまうのはもったいない」ということを伝えています。常にお客様に寄り添いながら、解決策を一緒に探せるような話しやすい環境づくりを心がけています。
④ズバリ、美の秘訣は?
“休養”を意識することです。私自身、独立当初は仕事ばかりしていましたが、休養に目を向けることで心身ともに楽になり、活動時のパフォーマンスを一定に保つことができました。睡眠などで体を休めることだけが休養とは限りません。パートナーとのお出かけや適度な運動など、人それぞれなのです。皆様も心と体が健やかになる、自分にとっての休養を取り入れてみてください!
⑤ 目標や夢、実現したいことは?
「フェムケアをきっかけに、自分自身を大切にしてほしい」という想いから、全国各地で啓蒙活動に励んでいます。また「各都道府県に一人ずつセラピストを育成すること」を目標に掲げた取り組みも実施。時代のニーズに合わせて広まりつつあるフェムケアですが、だからこそ迷子になることもある。何が本当に大事なのか、皆様にわかるようにきちんと伝えていき、自分を愛せる女性を増やしていきたいです。
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エス通本誌の好評連載「Esthetician File」をご紹介しました。(2023年6月号掲載)アプリでは過去のエス通バックナンバーもご覧いただけます。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!
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