「ユーザーが見たい」投稿の作り方 【エステサロンのInstagram 第1回】

「Instagramで集客したい」と考えるエステサロンのオーナーなら投稿をたくさんの人に見てもらいたいと思いますよね。

投稿を多くの人に見てもらうには、ユーザーが「見たい!」と思う、魅力的な投稿を作ることが必須です。

とはいえ、エステサロンアカウントを運営していて「どんな投稿を作っていいか分からない」と悩むことも多いのではないでしょうか。

今回は、「Instagramで集客したい」と思っているエステサロンに特化した「Instagram投稿の作り方」を具体的に紹介していきます。

1. ペルソナを決める(どんな人に届けたいか)

Instagram上でユーザーにとって「魅力的な投稿」とは、一目見て「知りたい」「ほしい」と思える情報です。

もちろん、「知りたい」「ほしい」情報は人によって異なります。ということは、まず「どんな人に届けるか」を設定することから始まります。

人物像を明確にして「その人に向けた情報」を届けることで、ユーザーは「自分への情報」と認識するからです。人物像を設定せずにただ誰か大勢に向けて投稿すると、誰にも響かない投稿になってしまいます。

どんな人に届けたいかを考えて、詳細な人物像を作る。この人物像をマーケティング用語で『ペルソナ』といいます。

ペルソナを設定するときのポイントは

・年齢
・性別
・出身
・住居
・家族構成
・職業
・収入
・関心のある事や趣味 

などを細かく設定して、具体的に考えることです。

Instagramをエステサロンの集客に活用するには、潜在顧客(エステや美容に興味はあるが、まだそのエステサロンを知らない人)に届ける必要があります。

あなたのエステサロンのコアな顧客層をイメージしながら、設定すると良いでしょう。

ペルソナ例:

・32歳女性
・埼玉出身
・世田谷区の1Kマンション在住
・独身一人暮らし
・IT系会社に勤務
・年収500万
・健康・アンチエイジング・美容に興味がある。
・Instagramでのフォロワーは400人、フォローは500人ほど。知人の他、ファッションや美容に関連するインスタグラマーやブランド、自分がよく行くショップなどをフォローしている。

どんなユーザーに向けて発信するかを明確にしたら、続いて投稿の内容を考えていきます。

2. Instagram 投稿のテーマを決める

Instagram投稿の内容を決めるときのポイントは

・ユーザーが「見たいこと」を軸にする
・6投稿を「1セット」と考える

といった点です。

エステサロンの潜在顧客が「見たいこと」を軸にする

投稿のテーマは、「自分が投稿したいこと」ではなく「エステサロンの潜在顧客が見たいこと」を軸に考えます。アカウントの統一感を出すためにも、テーマの数は3つぐらいがおすすめです。

例えば、

・エステサロンの施術紹介
・エステサロンに来店したお客さまの声
・家でのセルフメンテナンス

といった感じ。

テーマを3つほど決めれば、あとはそのテーマに沿って投稿していくのみです。

6投稿を「1セット」と考える

Instagramでの投稿は、6投稿を1セットと考えます。ユーザーがアカウントのプロフィールページを開いた時に、まず「はじめの6投稿」に目がいくからです。

この6投稿が魅力的なら、ユーザーは「もっと投稿を見たい」と思います。逆に、6投稿の中に魅力的な情報がなければ、ユーザーは「このアカウントは自分に関係ない」と思い、すぐにページを離れてしまうでしょう。

最新の6投稿にユーザーが求める情報をつめるために、おすすめの方法は

①はじめに決めた3つのテーマで2つずつ、6投稿作る=1セット
②1セット終了後、次のセットも同じ3テーマで6投稿作る

を繰り返すことです。

この方法で、はじめの6投稿にユーザーが「知りたい」「ほしい」情報が、常に最新で更新されている状態がキープできます。

3. Instagram 投稿の表紙を作る

投稿のテーマが決まったら、次は表紙作り。

Instagramで「表紙」はとても重要です。ユーザーはまず表紙(投稿の1枚目)を見て、その投稿を読むか(見るか)判断するからです。

「ホーム画面」「発見」「#(ハッシュタグ)検索」で他アカウントの画像と並んだ時に、思わずタップしたくなる画像だけで開きたくなるデザインが求められます。

画像だけで開きたくなるデザインとは

①一目で欲しい情報が入ってくる
②他の投稿に勝る特徴がある

を意識した内容にしましょう。

①一目で欲しい情報が入ってくるは「場所 / 価格 / 機能 / 効果」などユーザーが欲しい具体的な情報を表紙に盛り込みます。

例えば

・世田谷区の女性専用エステサロン
・ブライダルエステ(背中・腕)1回 6,500円

といった情報です。

②他の投稿に勝る特徴がある表紙にするには、自分にしかない特性・権威性を伝えましょう。

・エステサロンが教える〜おうちケア〜顔マッサージ方法
・世田谷で10年愛されているエステサロンの人気メニュー

エステサロンが教える=権威性
世田谷で=特性, 10年愛されている=権威性

を伝えています。

これらの情報は写真だけでは伝わらないので、表紙への「文字入れ」が必要になります。

表紙作成におすすめのアプリ

文字入れにおすすめのアプリは「Canva」と「Phonto」です。

「Canva」は、画像や動画の編集・文字入れができるアプリです。スマホからでもPCからでも作業できます。

「Phonto」は、文字入れに特化したアプリ。日本語フォントの種類が豊富なのが魅力です。

どちらも基本的な作業は無料でできるので、ぜひ一度試してみてくださいね。

4. キャプション(文章)の作成

表紙が仕上がったら、次はキャプション(文章)の作成です。ここでは、表紙で伝えきれなかった文章を書いていきます。さらに、文末に #(ハッシュタグ)をつけると、投稿の完成です!

キャプション(文章)の作成で気をつけたいポイントは3つ

①「コメント」「いいね」したい文章にする
②行動を促す一言を加える
③ハッシュタグを選定する

①「コメント」「いいね」したい文章にする

文章はユーザーがアクションしたくなるよう工夫しましょう。「コメント」や「いいね」で、投稿に参加してもらうイメージです。

ユーザーは自ら参加することで、アカウント(あなたのエステサロン)を身近な存在に感じます。

さらに、コメントやいいねを獲得することでInstagramでのアカウント評価が上昇し、発見タブ上位に表示されることが増えるなど良いこと尽くめ!という訳です。

・文章の最後に質問を投げかける
・「保存」や「いいね」を呼びかける
・コメントは(一言でも良いので)必ず返す

などの工夫をして、「コメント」「いいね」を促します。集客だけでなく、ユーザーと距離を縮める機会にも繋がるはずです。

②行動を促す一言を加える

文章で抑えておきたいポイントは、目標とする「行動」を促す一言を加えること。というのも人はなかなか行動しません。「してほしい行動」をしっかり言葉で伝えることが集客の鍵となります。

「予約はプロフィールのURLから @___ ◀︎タップしてプロフィールへ」
「無料相談はメッセージから ​​@___ ◀︎タップしてプロフィールへ」

など、来店予約や連絡への導線が必須です。

③ハッシュタグを選定する

ハッシュタグは最大30個までつけることができますが、効果的に露出を狙うには、5〜10個にハッシュタグを厳選する必要があります。

ハッシュタグは、利用者増加に伴い変化形が増加しています。

例えば、カフェ巡りというハッシュタグの場合
#カフェ巡り(1218万件) #カフェめぐり(135万件) #かふぇめぐり(3.8万件)
と、さまざまな変化形のタグが存在します。

まずは、投稿と関連の高いハッシュタグを選定して、ボリュームをチェック。大中小のハッシュタグをバランス良くつけて、どのハッシュタグで上位に表示されるか検証が必要です。

例:投稿数が1万件以上、5000件以上、1000件以上と分けてつける

フォロワー1000人以下のアカウントは、まずは1万以下のハッシュタグを狙うのも戦略の一つ。ハッシュタグが思いつかない時は、類似アカウントをリサーチして、新しい言葉を見つけると良いです。

まとめ:4ステップでエステサロンの「魅力的なInstagram 投稿」が完成

エステサロンの魅力的な「Instagram投稿の作り方」は

1. ペルソナを決める
2. Instagram投稿のテーマを決める
3. Instagram投稿の表紙を作る
4. キャプション(文章)の作成

の4ステップ。

さらに

・ユーザーが求める情報を発信
・一目でわかるデザイン
・コミュニケーションをとる

というポイントを抑えると、「魅力的な投稿」が完成します。

Instagramで「魅力的な投稿」を続けてファンを増やして、エステサロンの集客に役立てくださいね!

第2回はこちらからチェック👇

https://esthe.media/v/column/6186