研究財団が美容ライト脱毛治験結果を学会発表
公益財団法人日本エステティック研究財団は、厚生労働科学研究費補助金 健康安全・危機管理対策総合研究事業として「エステティックの施術による身体への危害についての原因究明及び衛生管理に関する研究」の治験を行い、その結果を第114回日本皮膚科学会総会(2015年5月29日~31日)にて発表した。
この治験は、和歌山県立医科大学皮膚科学会 古川福実教授の元で実施され、その概要は以下のとおり。
※なお、この治験は美容ライト脱毛機器の効果・効能に対するものではなく、皮膚障害の発生の有無、すなわち安全性に関する治験。
【治 験 実 施 概 要】
1.実施時期 2014年12月~2015年1月
2.実施場所 和歌山県立医科大学みらい医療推進センター人工気候室
3.環 境 室温25℃ 相対湿度50%
4.被 験 者 5名(対象部位 大腿部)
5.対象機器 日本エステティック振興協議会 美容ライト脱毛機器「適合審査制度合格機器」
6.対象機器 4台
7.測定項目 照射前後に次の測定を行う
8.測定項目 写真撮影、角層水分量、水分蒸散量、表面温度
被験者(健常女性5名 平均年齢32.2歳)の左右大腿部計8ヶ所に美容ライト脱毛機器4台で、それぞれ最大出力で2回照射を行なった(機器1台あたり10照射、延べ40照射)。
その結果、有害事情(健康被害)に該当するケースは認められなかった。
以上のようなことから、「適合審査制度合格機器」は安全性が担保された機器であると評価された。
以上のような報告を受け、美容ライト脱毛器の認定および安全講習会を行なう一般社団法人日本エステティック振興協議会では、同協会ホームページにてこの結果を発表。「適合審査制度合格機器」の普及を各種講習会、HP等でさらに周知していくとしている。
●詳細掲載ページ
一般社団法人日本エステティック振興協議会ホームページ