「日本美容企業大賞2023」授賞式が開催

 

美容健康業界のさらなる発展の一助となれるよう努めてきた『エステティック通信』が、このたび新たに設立したアワード「日本美容企業大賞」。2023年3月10日、同アワードの受賞企業を表彰する授賞式が開催された。

「日本美容企業大賞」とは?

美容および健康に関わるメーカーやスクール事業を行なうエステサロンといった、業界の最前線で活躍するエステティシャンのサポートに尽力する企業を対象としたアワード。7つの部門にわけてエントリーした各社の取り組みを評価する。

特設サイト:https://sites.google.com/bhn.jp/jbca2023

第一回となる今回は、高い満足度を提供する「顧客満足度部門」と、お客様のニーズに応えるための製品づくりに尽力した「製品開発部門」といった“企業の基盤”といえる両部門にて、多くの企業が受賞を果たした。また、ポストコロナ時代を見据えて国外の活動にも注力する企業も増加しており、今後は「グローバル企業部門」の受賞数にも注目したい。

会場は東京タワー内にある「RED° TOKYO TOWER」。先進技術搭載の液晶モニターに投影されたオープニングムービーは、業界の未来を背負う企業を象徴し、観客を圧倒した。

今回受賞を果たした29社のなかから、より高評価を受けた9社が代表して登壇。評価に結びついた取り組みの発表とともに、弊社代表の花上から受賞盾が贈られ、登壇者はおのおのに喜びと今後の展望を語った。

登壇企業

株式会社アレン

CEO 川森重樹 氏

製品開発部門・顧客満足度部門を受賞。

製品開発部門:

「結果の出る」製品づくりはもちろん、安全性の確保にも尽力。この妥協なき開発への姿勢により、創業から25年間ずっとサロンおよびお客様から厚い信頼が寄せられている。

顧客満足度部門:

基礎講習・各種セミナーなどをオンラインや対面で実施し、導入に必要な情報と知識、技術を十分に提供していることが高く評価された。

株式会社イノス・ジャポン

化粧品事業部 部長 井上 香保里 氏

製品開発部門を受賞。

製品開発部門:

お客様からの声をもとに、現場ノウハウや根拠のある研究に基づき製品をアップデートし続けている。成分にもこだわり、外部検査をはじめ、様々な形で安全性の審査を行い信頼を得た。

グローバルサイエンス株式会社

代表取締役社長 片山 裕加里 氏

企業成長部門・顧客満足度部門を受賞。

企業成長部門:

業務用美容機器の販売が好調を博し、前年度比125%の売上伸び率を記録。従業員数も前年度比10%以上増と順調な成長を見せた。 

顧客満足度部門:

先進美容機器の開発・販売と同様に評判が高いのが充実した顧客フォロー。社内のシステムを強化することで会社全体の情報の共有化を実現し、綿密なサポートを可能にした。

自然町研究所株式会社

代表取締役社長 逯 倩(ルー チェン) 氏

製品開発部門・顧客満足度部門を受賞。

製品開発部門:

天然由来の成分をベースとして製品の開発を推進。品質についても、原料レベルから製品レベルにいたるまでさまざまな評価を行なうことでお客様の安心を確保している。

顧客満足度部門:

顧客からの意見や質問を集約し、要望の把握に努めるとともに、その内容を個人情報保護に配慮しながら全体に開示。信頼性が高まったことで総合的な売上アップにつながった。

株式会社SIRENA

代表取締役社長 唐 裴(タン ペイ) 氏

製品開発部門・顧客満足度部門を受賞。

製品開発部門:

厳格な品質管理をモットーに、臨床試験をクリアした原料を使用してGMP認定工場で製造。研究開発段階から、製品の包括的な管理評価と査定を行なっている。

顧客満足度部門:

インフルエンサーを起用した積極的な情報発信が同社の強み。インフルエンサーの訴求効果を利用するとともに、施術メニューのブラッシュアップや製品の改善などを実施している。

ドクターセラム株式会社

代表取締役 𠮷川 育矢 氏

製品開発部門・顧客満足度部門を受賞。

製品開発部門:

エビデンスに裏付けされたオリジナリティのある成分を採用しているのが特長。またサロンの悩みを解決するOEMの提案も行なっている。

顧客満足度部門:

地域を問わず、開催される展示会には積極的に出展。業界内での認知度アップに努めることで、製品の販売やOEMの提案などがスムーズに行なっている。

NINE Group

CEO 大園 巧 氏

企業成長部門・製品開発部門を受賞。

企業成長部門:

サロン経営だけでなく同社が持つ経営ノウハウを広める方法を見直し、事業の力点をサロン経営から美容メーカーに転換。製品開発に注力しアカデミー事業も創設した。

製品開発部門:

即効性と持続性を兼ね備えた美容機器を自社開発し、全身のさまざまな悩みに対応する応用性の高さと、施術者の負担軽減を考えた使いやすさが高い評価を受けた。

株式会社MONNALI

代表取締役副社長 尾形 麗 氏

製品開発部門・顧客満足度部門を受賞。

製品開発部門:

結果出しを追求しながらも、石油系合成界面活性剤をはじめとする体に有害な成分は使用しないという製品開発の姿勢を徹底。

顧客満足度部門:

直営サロンでのノウハウを活かし、顧客支援を行なう。製品の導入支援からアフターフォロー、サロンへの定期的な訪問、コンサルティングサービスまで実施している。

株式会社まごろ総合美容

代表取締役 長嶋 まさこ 氏

製品開発部門(化粧品の部)・顧客満足度部門・エステティックサロン部門と今回最多の部門数を受賞。

製品開発部門(化粧品の部):

多くの原料メーカーとのコネクションを武器とし、世界レベルを誇る先進美容の研究所で独自成分を開発。世界中探しても「まごころにしかつくることのできない独自開発の化粧品」を開発できるのが同社の強み。

顧客満足度部門:

「結果重視のエステ」「自宅でもエステ級のスキンケア化粧品」この2本柱が同社の信念。日本全国のエステティシャンへの講習会では、充実した内容と受講後のアフターフォローの手厚さがリピート率の高さに繋がった。

エステティックサロン部門:

「日本一“まごころ”のこもったエステサロン」という目標を掲げ、定期的な技術や成分の勉強会を行なうとともに、お客様からの声を集め改善することで厚い信頼を築き続ける。また社員に対しても定時業務終了・連休の設定・有休取得を徹底している。

会場には受賞企業に加え、サロンオーナーやエステティシャンも来場。登壇者のスピーチに聞き入り、熱い拍手を贈った。

授賞式後には会場内で名刺交換会を実施。登壇企業に声をかける参加者を皮切りに、来場者はグラスを片手に談笑。企業、エステティシャンの新たな出会いが多数見受けられた。

大盛況で幕を閉じた「日本美容企業大賞2023」授賞式。弊社で最も歴史あるアワード「成長企業アワード」から名を改め、受賞部門から審査方法まで一新した本アワードの受賞を、ぜひさらなる躍進の一助にしていただきたい。

エステティック通信では、来年も同アワード「日本美容企業大賞2024」を開催予定。美容健康業界の発展に向けて、ぜひさまざまな分野で活躍する企業に参加してほしい。