【開催報告】「ジェンダード・イノベーションEXPO(東京ビッグサイト)」に約22,000人が来場。 2024年は5倍規模で開催!(主催:健康博覧会/企画:ウーマンズ)

 
性差に着目したヘルスケア製品(フェムテック&メンテック)と最新情報が集まるBtoB特化の展示会。昨年を上回る盛況となり閉幕。’24年開催に向け、出展社募集中!

健康博覧会とウーマンズのタイアップ第1回目の「フェムテックゾーン(2022年2月)」に続き第2回目となる今回は、社会的関心が高まっている「ジェンダード・イノベーション」をテーマに、性差に着目した女性向け/男性向けのヘルスケアソリューションと最新情報が集まるBtoBイベントを東京ビッグサイトにて開催した(2023年2月8日〜10日)。あらゆる産業界に先行して性差分析が進むと見込まれるヘルスケア業界が国内のジェンダード・イノベーション市場を牽引し、そして、あらゆる年代・ライフステージ・状況における女性特有/男性特有の健康問題を解決できる市場の創出を目指した本イベントは昨年を上回る盛況となった。

特設サイト:https://womanslabo.com/genderedinnovation

ジェンダード・イノベーションとは?

ジェンダード・イノベーションとは、科学・技術・政策など幅広い分野において性差分析を取り込むことで、新しい視点を見出しイノベーションを創出することを指す。命や健康に直結しやすい医療・ヘルスケアの分野においては特に必要とされる考え方で、性差分析を取り込むことにより、これまでは明らかにされてこなかった、あるいは着目されてこなかった女性特有/男性特有(※)の健康問題・健康悩み・健康ニーズをより正確に捉えた製品・サービス開発につなげられることが期待されている。2022年には政府が「女性活躍・男女共同参画の重点方針(女性版骨太の方針 2022)」の中でジェンダード・イノベーションに言及したことでも、性差分析の関心が社会的に高まるきっかけとなった。

※ここでは生物学的性差を指して「女性」「男性」と記載

ジェンダード・イノベーションが起きると、どんなヘルスケア製品が生まれる?

2020年のフェムテック元年を皮切りに、女性特有の健康問題を解決しようとする動きが社会全体で起きたが、その解決には男性の理解や男性特有の健康問題への着目も必要であることが認識されるようになった。同時に、政府による「ジェンダード・イノベーション」への言及や、『日経TRENDY』が2023年のヒット予測24位に「メンテック」を選定したことも重なり、男性特有の健康問題にも徐々に関心が向けられるようになった。今後はフェムテックと同様に多様なメンテックも登場し、生活者の間でも性差を意識した健康行動や消費が浸透していくと考えられる。

この流れを端的に整理すると、ヘルスケア市場でジェンダード・イノベーションが起きたことで「フェムテック」と「メンテック」のカテゴリーが生まれ、これまで着目されてこなかった健康領域の製品が登場したと捉えることができる。現状フェムテックもメンテックも、女性のみ/男性のみが持つ臓器や健康問題に着目した製品の開発が先行して進んでいるが、今後は男女共通疾患における性差に着目した製品の開発も進むことが期待される。

<性差分析により開発が期待される、3タイプのヘルスケア製品>
【1】女性のみ、または男性のみに起こる健康問題を解決・予防する製品
【2】男女ともに起こるが、女性または男性に多く見られる健康問題を解決・予防する製品
【3】男女に同等に起こる健康問題を、女性特有、または男性特有の症状・原因・心理・環境などに配慮して解決・予防する製品

「ジェンダード・イノベーションEXPO」とは?

ジェンダード・イノベーションEXPOは、健康に特化した国内最大規模のビジネストレードショー「健康博覧会」とウーマンズのタイアップイベント。タイアップ第1回目となった2022年の「FEMTECH ZONE」に続く第2回目は「ジェンダード・イノベーション」をテーマに開催。あらゆる年代・ライフステージ・状況(障害有無・未病・病中病後・怪我・経済状況・生活環境など)における女性特有/男性特有の健康問題・健康ニーズ・健康悩みに着目した企業の製品・サービス・企業・専門家・最新情報が集結し、ヘルスケア企業を中心に約22,000人の産学官が来場した。

■名称:ジェンダード・イノベーションEXPO
■開催日:2023年2月8日(水)~ 2月10 日(金)
■開催場所:東京ビッグサイト 西1・2ホール
■主催:健康博覧会
■企画:ウーマンズ

■来場者数:21,545人(3日間合計)
■後援:厚生労働省,農林水産省,日本貿易振興機構 (ジェトロ)
■詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000059452.html(’23年1月19日)

会期中の様子

■案内パンフレット
健康博覧会の公式メディア「健康産業新聞」の展示会ガイド号内に、ジェンダード・イノベーションEXPO出展社と、38の公式メディアパートナー(女性誌、男性誌、業界紙、業界団体、国際NGO)を掲載。

ジェンダード・イノベーションEXPOの専用リーフレット。出展社名、ビジネスカンファレンスの全プログラム、公式メディアパートナーの掲載の他、ヘルスケア業界におけるジェンダード・イノベーションの解説や、次回開催が決定した「ジェンダード・イノベーションEXPO 2024」の出展社募集案内を掲載。

■看板

【左・右上】東京ビッグサイト内に設置した看板。【右下】会場入口。昨年を上回る来場者数で初日から大盛況。

■インフォメーションカウンター

ジェンダード・イノベーションEXPOのインフォメーションカウンターではウーマンズメンバーが来場者に会場をご案内(写真はオープン前の様子)。商社、小売(DgS、百貨店、GMS、ホームセンターなど)、施設(フィットネス、介護、エステ、整体など)、メーカー、メディア(テレビ、ラジオ、女性誌、男性誌、業界紙)などが、新しい取引先や協業先の開拓を目的に来場した。

■会場内(出展エリア)

昨年よりも男性や中高年層の来場が目立ち、出展エリアでは各ブースで活発な商談が行われた。報道番組・業界紙・女性誌・男性誌の取材も連日入り、会期中にはフジテレビの報道番組「Live News α」で複数の出展企業が紹介された。

全出展社のブース。女性特有/男性特有の健康問題を解決する多様なソリューションが集結。

出展企業:アイリスチトセ/旭化成ファーマ/朝日広告社/アンファー/NTTデータ経営研究所/オカモト/ゴールドウイン/シキボウ/住友生命保険/ダイセル/帝人/帝人フロンティア/BIPROGY/ミズノ/メニコン/猫舌堂(関西電力グループ)/Yaala(関西電力グループ)/ロート製薬/iSurgery/青葉/アドバンストメディカルケア/アルファックス/ウェルビーイングスタイル/HPYK/エピテみやび/encyclo/オカモトヤ/オプシス/オリザ油化/ギジン/エイチタス/KINS/グリーンハート/壽八/SAKITUE/さんぎょうい/サンライフ/cheri 温活よもぎ蒸し協会/G-Place/ジョコネ。/シルキースタイル/シンバイオシス・ソリューションズ/STI-IR/スポーツモチベーション/セーレン/ソウレッジ/タナック/ネクイノ/VACAN/UM/ME/Be-A Japan/VICTORIA/ビズジーン/ファーベスト/フジスコ/void/ボディスプラウト/マイクロソニック/マルカイコーポレーション/メリードゥ ビューティ プロダクツ/MONA Company/雄飛堂/ユタックス/よもぎ温熱セラピー協会/ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント/La neige(ラネイジュ)/ウーマンズ

■会場内(ビジネスカンファレンス)

ジェンダード・イノベーションEXPOの連動企画としてビジネスカンファレンスを3日間にわたり開催。「ジェンダード・イノベーション」をテーマにした全17本のセミナープログラムに、累計で約4,000名の申し込みがあった。(各プログラム詳細 https://womanslabo.com/genderedinnovation-conference

■会場内(メディアラウンジ)
ジェンダード・イノベーションEXPOを共に盛り上げた公式メディアパートナーを紹介するメディアラウンジでは各メディアの資料を設置。メディアの編集長・記者と来場者・出展社が情報交換や交流をする場に。

メディア掲載

メディアパートナーをはじめとした多くのメディアが、会期前・会期中・会期後にジェンダード・イノベーションEXPOを紹介(2023年2月28日時点)。
 
・【フジテレビ Live News α】女性・男性それぞれの悩み解決へサポート 進化するフェムテック・メンテック製品
・【Yahoo!ニュース/オトナサローネ(主婦の友社)】過熱する「フェムテック・ブーム」これでいいのか?展示会パイオニアが「その名を思い切って捨てた」深すぎる理由
・【メンズノンノweb(集英社)】“メンテック”って一体…⁉ ジェンダード・イノベーションEXPOに、メンズノンノモデルが潜入取材!
・【妊活Baby-mo(主婦の友社)】国内外で大注目の新たな視点。性差分析を取り込んだヘルスケア製品が集結する「ジェンダード・イノベーションEXPO」が開催されます!
・【からだにいいこと】2/8~10東京ビッグサイトで「ジェンダード・イノベーションEXPO」を開催
・【電通ココカラー】2月8日〜10日 ジェンダード・イノベーションEXPO @東京ビッグサイト
・【Fitness Business】2月8~10日 ジェンダード・イノベーションEXPOが開催
・【日本繊維製品消費科学会】ジェンダード・イノベーションEXPO
・【Aging Gracefully (朝日新聞社×宝島社『GLOW』)】ジェンダード・イノベーションEXPO 男女それぞれの課題解決へ性差を分析
・【フェムテックプレス】フェムテックプレス編集部 取材レポート:2023年2月開催「健康博覧会-特設-ジェンダード・イノベーションEXPO
・【メトロポリターナ(産経新聞,2023年1月10日発行号)】女性ヘルスケア市場について最新情報を得られるチャンス!
・【スポーツ産業新報(2023年2月1日号)】性差分析で健康問題解決へ
・【健康産業新聞(2023年2月15日号)】「健康博覧会2023」盛況、商談活発に
・ヘルスライフビジネス(2023年1月1日号)
・日清経営技術センター会報誌(vol.94)
・フェムケアプロジェクト(産経新聞社)
・We Say(ハースト婦人画報社)
・President Woman(プレジデント社)
・FQ JAPAN(アクセスインターナショナル)
・シティリビング(サンケイリビング新聞社)
・美容経済新聞(美容経済新聞社)
・エステティック通信(美容経済新聞社)
・医学のあゆみ(医歯薬出版)
・健康ジャーナル/美容エステジャーナル(太陽エージェンシー)
・Bella Pelle(メディカルレビュー社)

ジェンダード・イノベーションEXPOの公式メディアパートナ

「ジェンダード・イノベーションEXPO」の公式メディアパートナーは全38。女性誌、男性誌、業界紙、業界団体、国際NGOと連携した。

「ジェンダード・イノベーションEXPO 2024」は5倍規模で開催(※)

■名称:ジェンダード・イノベーションEXPO 2024
■開催日:2024年2月20日(火)~22日(木)
■開催場所:東京ビッグサイト東4・5・6ホール
■主催:健康博覧会
■企画:ウーマンズ
■後援(予定):厚生労働省,農林水産省,日本貿易振興機構 (ジェトロ)
■入場料:5,000 円(税込)web 事前登録者は無料
■来場者数:30,000人(見込み)

※2023年2月時点での予定展示面積比

2024年開催に向けて、出展社募集開始!

すでに多数の出展申し込みがあり、2023年6月までは早期割引が適用されるとのこと。出展希望の企業は公式HPから問合せを。

■出展に関するお問合せ(公式HP):https://www.this.ne.jp/gie/

主催/企画

【主催】

健康博覧会は、インフォーママーケッツジャパン(株)が主催する、健康に特化した国内最大規模のビジネストレードショーとして40年の開催実績がある展示会(https://www.this.ne.jp/)。

【企画】

ウーマンズは、女性ヘルスケア市場専門のシンクタンクカンパニー(https://www.womans-jp.com/)。生活者分析/業界分析/法人ネットワークを強みに、女性ヘルスケア市場専門のビジネスメディア「ウーマンズラボ(https://womanslabo.com/)」の運営、ヘルスケア法人向けイベント「ウーマンズ・ミートアップ!(https://womans-jp.peatix.com/#)」の企画運営、コンサルティング事業を行っている。