カロリー制限より5:2ダイエットで短期減量効果大

 

 中国の成人を対象に実施された「5:2ダイエット」の効果を評価する試験結果が11月9日、「Nutrients」オンラインに掲載された。

 断続的断食の1つ「5:2ダイエット」は、断食日でエネルギー必要量の30%、非絶食日でエネルギー必要量の 70%を摂取するプログラムである。今回の研究では、中国のクリニックで12週間の減量プログラムを受けた過体重または肥満患者131人(平均年齢35.3±10.1歳、女性 81.7%)を対象に、5:2ダイエットとカロリー制限(必要カロリーの70%に制限)、置き換えダイエット(必要カロリーの70%に制限)の3つのグループで減量効果を比較した。

 その結果、5:2ダイエットグループでは9.0±5.3%、カロリー制限グループでは5.7±3.7%、置き換えダイエットグループでは8.6±3.5%の減量効果が見られた。5:2ダイエットグループの85.7%、カロリー制限グループの58.5%、置き換えダイエットグループ14.6%の患者が5%以上の減量を達成した。3グループとも、重大な有害事象は報告されなかった。