女性の性ホルモンに対する時間制限食の影響
時間制限食による女性の性ホルモンへの影響を調査した結果が10月6日、「Obesity」オンラインに掲載された。
女性の性ホルモンに対する時間制限食 (time-restricted eating:TRE) の影響に関する懸念が提起されている。今回の研究では肥満女性23人(閉経前女性12人、閉経後女性11人)を対象に、8週間の時間制限食を実施した試験の2次分析を行なった。
その結果、試験終了時に閉経前女性で-3%、閉経後女性は-4%の体重減少を達成した。グループ間に有意差はなかった。テストステロン、アンドロステンジオン、および性ホルモン結合グロブリンの循環血中濃度は、どちらのグループでも変化はなかった。デヒドロエピアンドロステロン濃度は、閉経前女性-14%、閉経後女性-13%の減少を示した。グループ間に有意差はなかった。閉経後女性でのみ測定されたエストラジオール、エストロン、およびプロゲステロンのは変化はなかった。