ニキビの溶解性マイクロニードルパッチの有効性と安全性を確認

 

 試験結果が9月5日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

 今回の研究では、効果的に薬物を体内送達することができる溶解性マイクロニードルパッチの臨床有効性と安全性を検討。溶解性マイクロニードルを1日1回使用する、28日間の試験を実施した。評価は皮膚の色素沈着、ニキビの重症度と量、さらに自己申告および皮膚科医の検査による皮膚刺激性も評価した。

 その結果、溶解性マイクロニードルパッチは、皮膚の色素沈着の改善やニキビの量の減少など、優れた有効性を示した。ニキビの量は溶解性マイクロニードルパッチを3日間使用した後に12.34%減少し、7日間連続して使用した後にさらに10.01%減少した。28日間の治療後、皮膚のメラニンは5.88%減少した。有害反応は観察されなかった。