ニキビ痕にはレーザーよりフラクショナルRF
ニキビへのフラクショナル高周波(RF)治療をレーザー治療と比較したメタ解析の結果が9月5日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。
今回の研究では、PubMed、Embase、Ovid、Cochrane Library、および Web of Scienceから8件の無作為化比較試験を特定。レーザー治療と比較したフラクショナルRF治療後の臨床的改善と有害事象を評価するメタ解析を実施した。
その結果、フラクショナルRFグループは、患者によるニキビ改善度評価においてレーザーグループより効果的と判定された。ニキビの萎縮性瘢痕治療において、フラクショナルRFグループはレーザーグループと同等だった。レーザーグループに比べ、フラクショナルRFグループの炎症後色素沈着(PIH)発生率は有意に低かった。フラクショナルRFグループの紅斑持続時間はレーザーグループよりも大幅に短かった。サブグループ分析では、フラクショナルRFの完全な効果を観察するには、少なくとも12週間の追跡調査が必要であることが示された。フラクショナルRFは色素沈着しやすいニキビの萎縮性瘢痕治療に優れていることが示された。