リラクゼーションコンテストグランプリにRe.Ra.Ku

 

一般社団法人日本リラクゼーション業協会(東京都新宿区、理事長 清水秀文)は、2019年10月17日(水)ヒューリックホール東京にて、『Relaxation Contest JAPAN 2019』を開催した。

同コンテストには、リラクゼーションを目的としたセラピストおよびスペース(店舗)が出場。セラピスト個人の接遇スキルを競う「セラピストの部」と、スペース(店舗)代表3名が1組となりプレゼンテーションを競う「スペースの部」の2部門で競技を行なう。

エステティックに比べ、様々な手技があるリラクゼーション業では、技術力ではなく接客力や経営面を競うのが特徴。

接遇力を競う「セラピストの部」

前半の「セラピストの部」では、予選を勝ち抜いた8名が、「愛されるセラピスト~Make Your Smile~」をテーマに、6分間の【接遇ロールプレイング】と1分30秒の【想いのスピーチ】を披露。

以前は、カウンセリングやクロージングなど接客シーンが選べたが、第6回大会ということもあり、今回は「店頭で入店を悩んでいるお客様へ声がけ~クロージング」と、より難易度がアップ。また、競技直前で伝えられる“お客様設定”も、「広告代理店に勤務、仕事の悩みを抱える34歳男性で、悩みは食欲がわかないこと」と具体的で、とっさの接遇力が問われた。

100万円を活かすアイデアを競う「スペースの部」

後半の「スペースの部」では、「愛されるスペース~100万円で叶えるより魅力的なお店づくり~」をテーマに、4分間のプレゼンテーションと質疑応答にて審査が行われた。プレゼンでは「サロンのコンセプト“プロバンス”を際立たせるため、スタッフ全員がフランスまで視察に行く」など、斬新なアイデアが披露された。

リラクゼーションコンテスト2019グランプリは

厳選なる審査の結果、見事グランプリを獲得したのは
【セラピストの部】
Re.Ra.Ku 西部新宿ぺぺ店 山田温子さん
【スペースの部】
Re.Ra.Kuユーカリプラザ店

Re.Ra.Ku 西部新宿ぺぺ店 山田温子さん

セラピストの部 グランプリ山田さんへのお題は「さまざまな仕事の悩みを抱える、深夜勤務の多い飲食店店長27歳女性で、悩みは手足の冷え」。山田さんは、お客様が店頭ポスターから興味を持ったタイ古式マッサージの特長や魅力を伝え、「見学もできますよ」と自然な流れで店内へ誘導。

カウンセリングでも、手作りの“筋肉の硬さ見本”を使用し、お客様自身がふくらはぎの状態をチェック。初来店の緊張を解きながらも疲れを自覚させる癒しの接遇で、6分間という短い時間で「受けたい」と思わされる見事な接客を披露。納得のグランプリ受賞となった。

Re.Ra.Kuユーカリプラザ店

一方、スペースの部 グランプリ「Re.Ra.Kuユーカリプラザ店」は、“3世代に愛されるスペース”をテーマに、シニア層のために手摺りを設置する、子ども連れのために個室のキッズスペースを作るなど現実的で、日本が抱える問題をサポートする“社会にも業界にも貢献できる”プレゼンテーションが高く評価された。

また、スペシャルプログラムとして、セラピストを主人公とした映画『癒しのこころみ~自分を好きになる方法~』から主演の松井愛莉さん、八木将康さん、篠原哲雄監督が登壇。トークショーで松井さんは「立ち方やタオルの使い方、技術の習得など覚えることが多く大変だった」と撮影中のエピソードを披露した。

『癒しのこころみ』は、新米セラピストの苦労と成長を描く映画で、エンターテインメントの力で“セラピストをめざす方が増えてほしい”との思いから同協会が企画し実現。2020年夏、全国公開予定している

●関連サイト
一般社団法人日本リラクゼーション業協会
TEL: 03-6273-2792
http://www.relaxation-net.jp/