IBAセミナー オプションに役立つ新メニューとは
エステティックサロン「ラピスクーナ」エグゼクティブプロデューサー藤井峯子氏が主催する、IBA(ILLUMIA BEAUTY ARTISAN)は、2019年10月8日(火)『第35回 IBAプロフェッショナルセミナー』を開催した。
今回のテーマは「オプションに役立つ新メニュー」。
第一部では、日本全身美容学院 小菅仁美氏を講師に迎え「プロであれば絶対必須!肌が学べる脱毛知識と技術…高齢社会に求められる脱毛とは」と題し、近年再注目されている“ワックス脱毛”を中心に、日本における脱毛の歴史、粧材、技術に関する講義が行われた。
ワックス脱毛は、日本にエステティックが入ってきた当初から行われてあり、専門学校のカリキュラムにも取り入れられている施術。しかし、松脂を主としたワックス剤は、器具がべたついてしまうなど、扱いが大変であることもあり、意外とサロンメニューに活用されていないという。
しかし、現在ではワックス剤も改良され、柔らかいけれど固まる“ハイブリットワックス剤”などが出ていることから、扱いも容易になっている。
また、ブラジリアンワックスなど、夏場だけ脱毛したいというニーズもあり、「ワックスの全身脱毛を受けるために、わざわざ地方から東京のサロンを訪れるお客様もいます」と小菅氏。
ワックス脱毛は、実はファンを作りやすい
小菅氏の座学に続き、藤井峯子氏によるデモンストレーションおよび実習練習が行われた。藤井氏は「ワックス脱毛は、毛流れやワックスを引き剥がす角度さえ押さえればそんなに難しい技術ではない。しかし毛と一緒に表面の角質も取れるため、肌の見極めが大切。ワックス脱毛は肌の勉強になります」と、手腕が問われる技術だからこそ、習得すればファンがつくメニューであることを説いた。
ファンクショナルカッピングとは
第二部では、一般社団法人グローバルアスリートサポート協会講師で鍼灸あん摩指圧師の蔦木梨恵先生を講師に迎え「ファンクショナルカッピングビューティー技術」に関する講義が行なわれた。
ファンクショナルカッピングビューティー(略称:FCB)は、医療従事者がアスリート向けに考案した技術を美容に活かした筋膜アプローチメソッド。
専用のシリコンカップを使用しカッピングを行うのだが、単なる血流促進ではなく、カップを着けたままストレッチを掛け「筋膜リリース」を行なうのが目的。また、カップで吸引した状態でスライドさせることで深い層へのトリートメントも可能となる。
座学に続いて行われたデモンストレーションおよび体験会では、腰にカップを付け前屈・後屈…とストレッチを行なうセルフケア方法を体験した。ほんの3~4回ストレッチをしただけで、前屈が深まり軽くなるなど参加者は効果を実感。
FCBは、セルフケア方法を習う「イントロコース」と、全身のケアメニューを習う「マスターコース」の2コースがあるが、2コースを1日でマスターできるということで、オプションメニューにも取り入れやすいことも魅力。
IBAのセミナーは、会員以外でも受講可能なため気になる方はお問い合わせを。
●お問合せ先
エステティック研究会IBA 事務局
TEL: 03-3712-7411
E-mail: info@lapiscuna.com