費者庁、豊胸効果をうたう健康食品に優良誤認で措置命令

 

消費者庁は、11月9日、株式会社アクガレージ(東京都豊島区/代表取締役:江波戸浩之)及びアシスト株式会社(東京都豊島区/代表取締役:見城有紀)に対し、同社らが供給する豊胸効果をうたう健康食品「ジュエルアップ」と「モテアンジュ」に、景品表示法に違反する行為(同法第5条第1号(優良誤認)に該当)が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づき、措置命令を行った。

「ジュエルアップ」は、アフィリエイターによるインスタグラムの投稿で、「#バストアップ効果」「#バストアップサプリ」、「#バストサプリ」などと表示した。

また、「モテアンジュ」は、アフィリエイトサイト「LISA LIFE」で、「『バスト育ちすぎてヤバい!?』バストアップ&美容ケアのW効果で簡単に巨乳メリハリボディになる裏技解禁!」といった表現や、人物の胸部の画像と共に「巨乳になっちゃう!?」、「SNSでもバズッて、モデルやインスタグラマーがバスト激変しまくり!」など、あたかも、これらの商品を摂取することで、豊胸効果が得られるかのように示す表示をしていた。

消費者庁は同2社に対し、効能効果の合理的な根拠を示す資料の提出を求めたが、両社は指定された期間内に資料を提出しなかった。

なお、命令の概要は、「ジュエルアップ」の「表示期間」欄記載の期間に、同表「表示内容」欄記載の表示をしている行為を速やかに取りやめることや、2商品の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものである旨を一般消費者に周知徹底することなどであった。