世界のスキンケアデバイス市場は年平均成長率11.5%で成長 米調査会社が予測
米国の調査サービス業Report Ocean(イリノイ州シカゴ)は11月10日、2019年のスキンケアデバイスの世界市場規模は90億米ドルであったことと、2021年から2030年の予測期間中、年平均成長率(CAGR)11.5%で成長すると予想した。
その結果、同市場は2030年には280億米ドルに達すると予測している。
同社は、市場成長の理由の一つとして、スキンケアデバイスが、小型化により使いやすく、より効率的になり、ヘルスケア部門や皮膚科クリニックでのデバイスの需要が急増するであろうことをあげている。
また、国際美容整形外科学会(ISAPS)が、2018年に約1,732,620件の脂肪吸引手術が行われたという報告に基づき、肥満と肌の引き締めのための施術は、今後数年間の市場の成長を促進する可能性があるとした。
ただし、「医療費の増加と可処分所得の増加は、スキンケア機器の市場を活性化させるでしょう」とする一方、「スキンケア機器に関連する高額な費用は、今後数年間の市場成長にとって困難となる可能性があります」とリスクファクターが存在していることにも言及している。
さらに、地域的な市場予測としては、アジア太平洋地域において、人口の増加に伴い、CAGRが急成長する可能性があるとしている。
この点については、「新興国では、スキンケア機器に関する意識が大きく高まっています。さらに、スキンケア機器を低価格で提供する地元企業が多数存在することも、予測期間中の地域成長を促進する可能性があります」としている。
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