パナソニック、新型エアコンに「加湿美肌モード」を追加 肌水分量を約21%アップ

 

パナソニック株式会社(大阪府門真市/代表取締役社長執行役員CEO:楠見雄規)は、11月に発売するエアコン「Eolia(エオリア) LXシリーズ」に新たに搭載した「加湿美肌モード」において、肌水分量の増加と水分保持効果が得られたと発表した。

同社は、この保湿効果の調査に先立ち、Eoliaアプリの使用ログデータを分析。エアコン1台あたりの平均稼働時間は、コロナ前の2019年度と比較して全体的に増加傾向で、2020年度は年間で約247時間増加していることが判明した(グラフ1)。

グラフ1

一方、同社の調査によると、69%の人がエアコン暖房時に空気の乾燥が気になると回答。空気の乾燥が気になると答えた方の中で、肌の乾燥が気になると回答した方は女性が71%、男性が55%と、女性のみならず男性も肌の乾燥は悩みであることがわかった(グラフ2)。

グラフ2

このような背景から、新製品「EoliaLXシリーズ」は、多量に水分を吸湿する高分子収着材を採用した「換気・除加湿」ユニットを新たに搭載し、外気と一緒に外気に含まれる水分も取り込んで室内機へ送り、温風と同時に届けることで、部屋をスピーディーに加湿できるようした。

また、新たに搭載された「肌にやさしい湿度・風量・風向を自動でコントロールする『加湿美肌モード』」は、給水レス加湿と新「ナノイーX」で肌水分量が増大し、運転後も肌水分量保持効果を有することを可能とした機能だ。

具体的には、試験によって60分間の通常暖房運転時と比べて「加湿美肌モード」運転時では約21%も肌水分量をアップさせる効果があることが実証された(グラフ3)。

グラフ3

なお、実証試験の概要は以下の通りだ。

■水準

  1. 通常暖房運転条件
    相対湿度30%RH+風あてモード
  2. 加湿美肌モード運転条件
    給水レス加湿+新ナノイーX デバイス+風よけモード

■環境条件 室温:23℃以下 14畳相当の評価室

■モニタ:30代~40代の乾燥肌(自己申告)の女性9名

■評価方法:SKICON-200EXにて左右の頬の角層水分量を計測