男女6割弱が年を取ることに抵抗感 若く見られたい女性は70%弱

 

伊藤忠グループのリサーチ会社・マイボイスコム株式会社(東京都千代田区/代表取締役社長:高井和久)は10月11日、今回で4回目となる「アンチエイジング」に関するインターネット調査の結果を発表した。なお、調査対象は男性及び女性の双方で、年齢は10代~70代。回答数は10,150件である。

質問は初めに「年をとることへの抵抗感」について聞いた。その結果、「抵抗を感じる」「やや抵抗を感じる」を合わせると60%弱となった。とくに女性10~30代では70弱と高くなった(グラフ1)。

グラフ1

次に、「若く見られたい、年上に見られたい度合い」を調べたところ、「実年齢よりも若く見られたい」人は60%弱、男性50%弱、女性70%弱であった。女性では、「実年齢よりも1~4歳程度若く見られたい」が高くなっている。「実年齢相応に見られたい」は29.4%だが、10~20代で高くなっている(グラフ2)。

グラフ2

3つ目に、アンチエイジングへの関心について尋ねた。その結果「関心がある」「まあ関心がある」を合わせると50%強となった。内訳では男性では40%強、女性では66%となった。

続いて「アンチエイジングの実施状況」について尋ねた。その結果、「実施している」が27.0%、「以前は実施していたが、現在は実施していない」が7.3%であった。実施している人は女性高年代層で比率が高く、女性50~70代では4~5%となった(グラフ3)。

グラフ3

また、「アンチエイジングの実施内容」について聞いたところ(複数回答)、実施者・経験者の実施内容は、「ウォーキング、散歩など」が38.4%でトップ、2位が僅差の「エイジングケア用のスキンケア用品・化粧品、石鹸等の使用」で38.2%、3位が「体によい食事」で34.0%であった(グラフ4)。

グラフ4

このうち「エイジングケア用のスキンケア用品・化粧品、石鹸等の使用」「美白効果のある商品の使用」「保湿効果のある商品の使用」「紫外線対策」は女性、「毛穴ケア」は女性若年層で比率が高くなっている。

そして、この調査では「アンチエイジングに効果があると思う商品・サービス」についての自由回答を以下のように紹介している。

・自分のカロリーを計算して作られたオーダーメイドの食事のサブスクリプション。(男性25歳)
・ワカメを定期的に食べると、食物繊維が十分に摂取され、腸の若返りに繋がると聞いたことがある。(男性30歳)
・全身運動の水泳を行うことで疲れがたまらない体になった。(男性44歳)
・サウナが好きで、老廃物を出して、さっぱりした気持ちが感じられる。(男性66歳)
・アンチエイジングを今まで体験したことはないが、少し高価な化粧品を使用したり、エステに行ったりすることは効果があるのではないかと思う。(女性29歳)
・顔ヨガを1週間続けてみたら、リフトアップと表情筋に効果を感じました。これからも定期的に続けていきたいと思います。(女性37歳)
・安いシートパックでも良いので、週に数回はパックをして、保湿、美白ケアをするようにしたら、肌のハリが良くなった。(女性43歳)
・表面的なことはあまり効果がないと思うので、サプリメントやバランスの取れた食事が良いと思っています。(女性53歳)