肌の「老い」を感じる20代以上の女性は約9割 全国の女性2,000名に調査

 

化粧品、医薬部外品、健康食品などの研究・開発・製造および販売を手がける株式会社セプテム総研(大阪市北区/代表取締役社長:石神政道)は10月6日に、「女性の気になる老化現象に関する調査」の解析結果を公式サイト上で公開した。

これは同社が、女性の「加齢による見た目の変化」の実態を知るために、全国に居住する20歳以上の女性2,086名を対象に行ったものだ。

詳細な調査結果は、https://septem-so.com/questionnaire20211006/で見ることができる。そのため本記事では、調査結果の一部のみを紹介する。

最初の質問は、「肌の老化が気になるか」について。その結果「気になる」と答えたのは、90.2%となった。

年代別に見ても平均8~9割の女性が肌の老化を意識しており、20代でも70%が「気になる」と回答した。この結果について同社は「若いうちから肌の変化について敏感になっている実態が浮き彫りとなりました」とコメントしている(図1)。

図1

次に、「現在の気になる老化現象」について調査したところ、トップ3は、「シミ・そばかす」「たるみ」「白髪」となった。

さらに、「最もなんとかしたい老化現象」でも、「シミ・そばかす」「たるみ」が1位・2位にランクイン。年代別に見ると、20~40代は「シミ・そばかす」、50~60代は「たるみ」が1位となった(図2)。

図2

3つ目は、同年代の同性に会ったときに、「相手のどこを見て老化を判断するか」について調べた。その結果、「シワ」が62.8%、「たるみ」が62.3%、「白髪」が51.8%という結果となった(図3)。

図3

そして、「自分が気になる老化現象」と「同年代の他人を見たときに気になる老化現象」との違いを、年代別に詳細に比較してみた(図3)。

その結果「シワ」は、すべての年代で「同年代の他人を見たときに気になる老化現象」の上位に入っていたが、「自分が気になる老化現象」では60代を除き入っていないことがわかった。

逆に「シミ・そばかす」は、20代を除き「同年代の他人を見たときに気になる老化現象」には入っていないが、「自分が気になる老化現象」には上位にランクインした。

このことについて同社は「『シワ』は他人にとってわかりやすい老化現象であり、『シミ・そばかす』は他人はあまり気にしていないにもかかわらず、自分では気になっている老化現象であるという実態がうかがえました」と分析している。

また、今回の調査結果については、「もっとも年齢が表れやすいパーツである『肌』については、『老い』を感じると答えたのは約9割。自分が悩む『シミ・そばかす』を、意外と他人は気にしていないなど、自分と他人では意識するポイントが異なることも判明しました」と述べている。