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美容医療の対象部位は「ボディ」が増加 コロナ以前比2.6倍に増加

株式会社トリビュー(東京都渋谷区/代表取締役:毛迪)は10月4日、同社運営する美容医療の口コミ・予約アプリ「トリビュー」が4年目を迎えたことを記念して、コロナ禍における美容医療の傾向などの調査結果を公表した。
調査ではまず、美容医療の対象部位について質問を行った。その結果、コロナ禍において「ボディ」が大きく伸張し、コロナ前と比較して2.6倍増加した。
このことについて同社は「外出自粛、リモートワークの影響によるコロナ太りの解消、長期間のダウンタイムが必要なボディ施術の需要が高まっています」と分析している(グラフ)。

具体的には、脂肪溶解注射や脂肪冷却、脂肪吸引はコロナ前と比較して約6%伸長した。部位毎に見ていくと、ヒップとお腹の人気が高くコロナ前と比べてそれぞれ5倍に増加していることが分かった(図1)。

次に、コロナ禍ならではの施術部位について調べたところ、マスクで隠せる輪郭施術の人気が高まっており、顔の脂肪冷却はコロナ前と比べて約7倍、頬の脂肪を除去するメーラーファット除去は約2倍に増加した(図2)。

また、コロナ禍においては、オンライン上での画面越しの印象を意識した施術が増加した。具体的には、「ハイドラフェイシャル」が約13倍に、「ダーマペン」が約8倍に、「ハイフ」が約2倍に増加した(図3)。

同様に、マスク映えを意識した施術が増加し、眉毛やアイラインのアートメイクはコロナ前と比べて約4倍に増加した(図4)。

今回の調査結果について同社は、「たび重なる緊急事態宣言、外出自粛により長期間のダウンタイムをともなう施術や、マスク生活によりマスクで隠せる部位の施術需要が高まっています。また、オンラインコミュニケーションの日常化で自分の顔を画面で見る機会が増え、これまで気にならなかった顔のたるみやくすみが気になり美容医療に興味を持つ人が増加しています」とその傾向を分析している。