セルフエステ利用経験率はフェイシャル6.3%、痩身4.1%、脱毛5.6% ホットペッパービューティーが調査

 

株式会社リクルート(東京都千代田区/代表取締役社長:北村吉弘)の美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は9月2日、近年のセルフエステ店舗の増加を背景にエステサロン・セルフエステ利用に関する意識・実態調査を実施した結果を発表した。

調査はまず、「エステ(スタッフ施術・セルフ問わない)に関する興味」について質問した。その結果、「興味がある」「やや興味がある」と回答した人の割合を年代別に見たところ、20代が最多となった。逆に痩身・脱毛と比較するとフェイシャルは年代による興味差が小さい傾向が見られた。

次に「セルフエステの経験」などを尋ねたところ、利用経験率※はフェイシャル6.3%、痩身4.1%、脱毛5.6%であった。

※1年以内に利用したことがある、+1年以内ではないが、利用したことがある

そしてスタッフが施術するエステサロンと、自身が施術するセルフエステサロンの選択理由を各エステメニューについて聞いたところ、「エステ(スタッフ施術)」の1位は「プロが施術をしたほうが安心」、「セルフエステ」の1位は「自分の好きな箇所を好きなだけ施術できる」となり、選択理由の1位はメニューによって差がないことが分かった。

同アカデミー研究員は、今回の調査結果について「セルフエステサロンは今までエステサロンに通っていなかった層のお客さまにも新たなアプローチとして、拡大していきそうな印象を受けました。徐々に認知も広まる中、『人との接触を減らす』等コロナ禍でのニーズにもマッチしており、今後の拡大に注目です」と述べている。

また、同調査では「エステサロンで(1カ月あたりに)支払ってもいい金額と理想金額」についても質問を行った。

その結果、理想金額よりも支払ってもいい金額のほうが高い傾向にあることがわかった。さらに、フェイシャルにおいてはスタッフが施術するエステサロンよりもセルフエステのほうが1ヶ月あたりの理想金額・支払ってもいい金額が高いことも判明した。

このことについては「フェイシャル・痩身・脱毛とも、「理想金額」に対し、「支払ってもいい金額」がほぼ同額か高く、スタッフ施術のエステサロン・セルフエステ双方に対する期待の高さがうかがえます」(同研究員)としている。

なお、調査概要は次の通り。

調査名:エステサロン・セルフエステサロン利用に関する意識・実態調査
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2021年7月29日(木)~7月30日(金)
調査対象:全国の20~59歳の女性1,000人