アイシン、微細水粒子を活用した「美容機器」を開発

 

朝日新聞デジタルなど複数のオンラインメディアは、自動車部品などを手がける株式会社アイシン(愛知県刈谷市/取締役社長:吉田守孝)が開発した、水粒子変換技術を応用した非接触型「導入美容機器」について記事のなかで取り上げている。

この機器最大の特徴は、同社住空間の研究で培った調湿技術と自動車やオートバイの排ガス処理に使われているカートリッジの技術を組み合わせることによって、空気中の水分子を一般的なスチーム式加湿器と比べ1000分の1のサイズに変換することだ。

これにより変換された水粒子を肌に浴びることで、肌の奥の層まで潤いを届ける保湿効果や、皮膚に塗布した美容成分を肌に浸透させる導入効果のほか、アトピー改善への活用が期待されている。

また同期機は、2021年5月から、WOVEクリニック中目黒(東京都目黒区/総院長:髙瀬聡子)、M&Mスキンケアクリニック(東京都千代田区/院長:鈴木みね子)で利用が開始された。

今後同社は、この水分子の特性をさらに応用し、美容のみならず、食品、農業、工業などさまざまな分野での商品やサービスの提供に向け、新たな可能性を追求していくとしている。