ビューティアンドウェルネス研究所『設立記念講演会』開催

 

学校法人ミスパリ学園(東京都中央区、理事長 下村朱美)は、2020年10月14日のビューティアンドウェルネス研究所設立を受け、11月13日 ビューティ アンド ウェルネス専門職大学(仮称)キャンパス開設予定地にて『研究所設立記念講演会~美に包まれて 健康で幸せに生きることを探す~』を開催した。

ビューティアンドウェルネス研究所は、「美容や癒しに関する科学的な知見を立証し、ビューティとウェルネスが人々の生活の質(QOL)の向上にどのように関連するかを医学、美学、社会学、生活科学など様々な分野から総合的、学際的に研究することにより、ビューティウェルネスに関する学術理論を構築し、学問分野としての確立並びに同産業界の発展に寄与すること」を目的として設立。

記念講演会冒頭の挨拶で下村朱美理事長は、来春設立予定だったビューティ アンド ウェルネス専門職大学申請を本年7月に一度取り下げたことについて「美容を学問として認めてもらうことが難しい」と現在の状況について触れた。

次いで行われた所長挨拶では、奈良のマスコットキャラクター「せんとくん」の生みの親で彫刻家である薮内佐斗司氏が、日本の美を芸術面から分析。美とウェルネスを軸に広がる可能性について考えを述べた。

そして、いよいよこの日のメインとなる「記念講演」がスタート。
琉球大学国際地域創造学部 同大学院観光科学研究科 教授 荒川雅志氏を講師として招き「ウェルネスとは何か?世界的動向とウェルネス研究教育拠点設立への期待」と題した講演が行なわれた。

始めに、健康(ヘルス)とウェルネスの違いについて「ウェルネス=健康ではなく、健康(ヘルス)は単に医学の数値上のものであり、ウェルネスは例え病名が付いた状態だったとしても没頭できるものがあり、心が充実した状態であるならばそれがウェルネスである」と説いた。

また、日本のウェルネスは「J-Wellness」として最新の「2020グローバルウェルネストレンド」でも取り上げられるなど、世界的に注目されていることを紹介。例えば発酵はそのままHAKKOとして、世界に広まりつつあり、日本人が当たり前に取り入れているがゆえに気付かない「J-Wellness」を逆輸入し取り入れるなど、スパビジネスおよびJ-ウェルネス産業の可能性を示唆した。

会の後半では、練空武館 館長 空手家(六段)高久昌義氏による「空手演武」や、当日登壇した4名がパネラーとなる「座談会」が行なわれるなど、日本の『ビューティアンドウェルネス』研究について、改めて考えさせられた記念講演となった。

●参考サイト
学校法人 ミスパリ学園 ビューティ アンド ウェルネス専門職大学(仮称)
https://www.miss-paris.ac.jp/bwpu

GLOBAL WELLNESS SUMMIT J-wellnessページ
https://www.globalwellnesssummit.com/2020-global-wellness-trends/j-wellness/