ブラジルの成人女性のニキビに対するアゼライン酸の効果を報告した症例シリーズが2月24日、「Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology」オンラインに掲載された。

ブラジルでは尋常性ざ瘡（ニキビ）は10代の若者の間で最も一般的な炎症性皮膚疾患のひとつであり、男子の95％以上、女子85％以上が罹患している。今回は、ニキビのサブタイプである25歳以上の成人女性ニキビを対象に、アゼライン酸の効果的な使用を示す実際のケーススタディを紹介する。

成人女性のニキビの臨床症状は、臨床的および心理社会的特徴に従って思春期ニキビと区別される場合がある。また、成人女性のニキビに関係する病因因子と慢性的な臨床経過により、管理が複雑で困難であることも特徴である。ケーススタディでは、ニキビのある成人女性6人に単剤療法、または治療開始時の併用レジメンの一部として、または維持療法（この成人集団では頻繁に必要とされている）としてアゼライン酸ゲルが使用された。この症例シリーズではすべて肯定的な結果が得られ、成人女性のニキビにアゼライン酸ゲルが有効であり、軽度から中等度のニキビ患者に優れた患者満足度をもたらし、維持療法として効果的であることが示された。