まつげエクステ市場は2022年〜2027年までに5億6980万ドル成長すると予測

 

英市場調査会社 Technavio(テックナビオ)は、17日、世界のまつげエクステ市場の調査レポートをリリースした。これによると、2017年のまつ毛エクステ市場規模は19億5,743万米ドルと評価され、2022年から2027年までの予測期間中に4.81%のCAGRで成長し、市場は5億6,980万米ドル増加すると予測されている。

有料レポート「Eyelash Extension Market by Distribution Channel, Type, and Geography – Forecast and Analysis 2023-2027」で市場動向、流通分析、地理的市場分析、課題など解説している。

市場動向をみると、カスタマイズ可能なまつげエクステの導入は、市場の成長を支える新たなトレンドとなっている。まつげエクステの形状、サイズ、デザインなど、まつげエクステに関する課題に対して、カスタマイズされたソリューションが提供され、消費者はさまざまな選択肢から自分の好みに合ったまつげエクステを選択することが可能になった。 これらのカスタマイズされたまつげエクステは、個々の消費者のニーズに合わせて作られるため、通常のまつげよりも高額になる。カスタマイズ可能な製品の人気の高まりにより、予測期間中の世界市場の拡大が促進されると予測している。

アイメイクアップ市場はオフラインとオンラインの流通チャネルに分割されており、オフライン部門が市場の成長に40%貢献すると予想されている。例えば、セフォラのような化粧品小売チェーン店は、アイメイクアップ ブランドにとって、まつげエクステを含む多様な製品を提供し、知名度とリーチを高める機会を提供している。アメリカ市場ではウオルマート、ターゲットなどのドラッグストアやスーパーマーケットチェーンの存在も大きいと評価されている。

地理的にみると、北米では、米国とカナダが収益の点でまつげエクステ市場に大きく貢献している。同地域では、有名人やマイクロインフルエンサーの支持が高まっているため、消費者はこれらの製品をファッションやスタイルのアクセサリーとして取り入れることが増加すると予測されている。

中国、インド、ブラジルなどの新興市場には、地元プレーヤーが多数存在し、低品質の製品を手頃な価格で提供している。同地域の消費者傾向として実店舗で商品を直接確認せずにオンラインで高価な製品を購入することを避けるため、オンライン販売が減少すると予測され、予測期間中の市場の成長を妨げるとみられている。