業務効率化ツール活用でサロンが効率良くまわる！苦手と逃げるのはもったいない

2022.07.12

　顧客管理システムやPOSレジなどの業務効率化ツールを、取り入れた方が良いのは分かっているけど、苦手だからと先延ばしにしている方は多いのでは？エステサロンが業務効率化ツールを使えば、顧客満足度の向上にもつながります。

　顧客管理やPOSレジなどの便利なアプリやシステム類、取り入れた方がよさそうなのはわかっていても「デジタル操作が苦手…」と遠ざけていませんか？

　事務作業に追われる時間を短縮できれば、今よりもっとお客様と深く関われる時間を増やして顧客満足度の向上にもつながります。

　近年では、視覚的にも分かりやすく、直観的に操作できる便利なツールも開発されており、ITが苦手な方でも苦労なく業務効率化ツールを活用することができます。

　この記事では、エステサロンの集客・コンサルティングを手がけるサロンビジネスカレッジ学校長の境哲也さんに、エステサロンが取り入れるべき業務効率化ツールを聞いていきます。

エステサロンに業務効率化ツールは必要なの？

・店販品の売り上げと在庫がわかりにくい

・顧客情報を簡単かつ安全に管理したい

・予約をひと目で分かるように管理したい

　このような悩みを抱えているサロンオーナーの方は、業務効率化ツールを活用することで、問題解決につながる可能性があります！

　しかし、「PCが苦手。正直手書きの方が安心。」「今のシステムからどこを変えるべきかわからない。」と、ITへの苦手意識や、現状で回っているから問題ないからと、業務効率化を後回しにしている方も少なくないのではないでしょうか。

　業務効率化を行なうことで、在庫管理や顧客情報の管理の手間を大幅に軽減することができます。それらの雑務にあてていた時間をお客様との時間に使えるので、より丁寧なカウンセリングや提案が可能となり、顧客満足度の向上につなげることが可能です。

　また、人件費の削減にも貢献できますので、サロンの収益改善にも効果的なのは言うまでもありませんね。

　業務効率化は難しくない！ITが苦手と逃げずにトライしよう

　エステサロン経営者にとって、業務効率化はうまくサロンを回していくために必要な業務の1つです。

　しかし、実際にサロンオーナー達はどのような形で業務効率化を進めているのでしょうか。

　ここでは、中小サロンの経営コンサルティングを中心に展開する、サロンビジネスカレッジ学校長の境哲也さんにお話を伺います。

答えてくれた方
サロンビジネスカレッジ®学校長
境哲也さん
URL：https://ifine.jp/
専門学校のカリキュラム構築や大手商社の教育ビジネスの立ち上げなど数々のマーケティング・プロモーション業に従事。現在はサロン集客やスクール設立などのプロデュースを行なう。

境哲也さん（以下、敬称略）：多くのサロン様に見受けられるのは、PC作業に苦手意識があること。そのせいでメール作成やブログ投稿に時間がかかるので、SNSを活用した集客やクラウド上での顧客管理などに出遅れている印象です。

「自分はITに疎いから」と決めつけてしまい、便利なアプリやシステムをうまく活用できていない傾向は、特に小規模サロンに顕著に見られます。

境：顧客管理システムやPOSレジなどはどんどんわかりやすく便利なものが出てきていますから、いくらITが苦手な人でもしっかりと最初に説明を受け、継続していけば必ず慣れていきます。

サロンで忙しく働かれていると、つい日々の集客や売り上げに追われてしまいますよね。しかし意識的に時間を設け、アプリやシステムの使い方を習得することに少しでも費やすことで、中長期的に経営の安定化につながってくると思います。

境：まずは「パソコンが苦手な方でも簡単に運用できます」と謳っているものですね。

なかにはエステティックサロンのサービスに特化した顧客管理システムなどもありますから、ITの苦手な方でも非常に導入のハードルが低いと思います。

またスタッフとミーティングした内容を記録し、出たアイデアなどをリスト化して記録してくれるものや、タスクやTODOを個人単位・スタッフ間で管理できるようなものなど、よりよいサービスをするための助けとなるようなツールにも注目しています。

このようなツールを活用することで日々の業務の効率化はもちろん、顧客データを一括で管理・分析することでリピートの安定化や店販品の売り上げアップにもつながります。

多種多様なツールがあふれているなか、サロンの課題に合ったものを見極め、上手に活用してサロンの繁盛につなげていってもらいたいです。

　業務効率化をしなければならないと思ってはいるけど、顧客管理システムやPOSシステムに苦手意識を持っているサロンオーナーは多いものです。

しかし、“習うより慣れろ”とはよく言ったもので、苦手なものでも毎日触っていると必ず慣れていくもの。

　エステサロンの業務をTODOリストなどを使い、スタッフと共有するだけでも、毎日の業務を効率化することができるだけではなく、ミスを防ぐことにもつながります。

苦手意識を捨てて、思い切って業務効率化ツールの導入に着手してみられてはいかがでしょうか。

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