エステティシャンが1年に1度集う祭典『AJESTHE BEAUTY FESTIVAL2022』が開催!
一般社団法人 日本エステティック協会(所在地:東京都千代田区・理事長:久米健市)は2022年10月11日(火)にAJESTHE Beauty Festival 2021 in YOKOHAMA を、パシフィコ横浜 展示ホールA (神奈川県横浜市)およびオンラインのハイブリッド形式で開催した。
「#エステのチカラ Power of Esthetic」をテーマに掲げている同イベント。今回のフェスティバルは新型コロナ感染症の影響を踏まえ、リアルとオンラインのハイブリットで開催された。コロナ禍でオンライン開催となっていたエステティックコンテストも、決勝大会はオフラインで実施。協会創立50周年にふさわしい記念大会となっている。
AJESTHE STANDARD
まずステージでは「AJESTHE STANDARDの必要性」というタイトルで、協会理事長久米健市氏による講演がなされた。
AJESTHE STANDARDとは新型コロナウイルスの流行などによりもたらされた世界情勢の変化に対応し得る、以下のエステティシャンのための新しい3つの基準である。
・知識・技術の継承
・ウィズコロナとSDGsの両立
・多様性との共生
人口数、雇用状況、多様性への認識など様々な変化がエステティシャンの周りで起きている。その変化に対応するために新しい教育プランをはじめとして、改革を行なうという。
AJESTHE STANDARDによって、なかなか個人では対応しきれないような状況の変化に対して、指針が示された。エステティシャンの方々に是非柔軟に取り入れてもらいたい。
ソシオエステティック
続いて現役ソシオエステティシャンの小堀梨花さん、白須あけ美さんのお二人と理事長による対談が行なわれた。
ソシオエステティックとは、人道的・福祉的観点から精神的・肉体的・社会的な困難を抱えている人に対し、医療や福祉の知識に基づいて行なう総合的なエステティックのこと。
エステティックの施術によって人を癒し、励まし、QOL(生活の質)の向上に寄与し、その人が本来の自分を取り戻すために支援することを目的としている。
福祉や保護施設などの現場で取り入れられているソシオエステティック。心に傷を負った方に寄り添い、また美容を提供することで笑顔で過ごせる環境を作り出している。
介護や人々の支援をする現場ではカバーしきれない範囲をエステティシャンの方が担っている、いわばチームの一員としてソシオエステティシャンは求められているのである。今後より需要が高まるであろうソシオエステティックに注目していきたい。
第15回エステティックコンテスト
8月29日(月)~9月4日(日)にオンライン大会、10月11日(火)に決勝大会が実施された「第15回エステティックコンテスト」について以下の通り発表された。
基本部門
第1位 篠田 実侑さん 北海道美容専門学校 (北海道)
第2位 高橋 采也さん 専門学校穴吹ビューティカレッジ (香川県)
第3位 有木 絵梨花さん 広島美容専門学校 (広島県)
入賞 齋藤 楓さん 横浜ビューティー&ブライダル専門学校 (神奈川県)
入賞 酒井 美聡さん 大阪ビューティーアート専門学校 (大阪府)
応用部門
第1位 太田 蘭さん 河原ビューティモード専門学校 (愛媛県)
第2位 桃原 佑麗々さん 専修学校ビューティーモードカレッジ (沖縄県)
第3位 浅見 優子さん 専門学校穴吹ビューティカレッジ (香川県)
入賞 長谷川 実子さん 北海道美容専門学校 (北海道)
入賞 藤本 絢さん 専門学校穴吹ビューティカレッジ (香川県)
入賞を果たした方々、惜しくも受賞は逃した方々、誰もが努力と研鑽を重ねてきたのがこの決勝大会である。結果だけではなく、ここに至るまでの過程で彼女たちは何か得たものがあるに違いない。
これからエステティシャンとして社会に出ていく彼女たちの活躍が見逃せない。
エステティックの未来へ
手技のコンテストに加えて、第2回目となるビジネスアイデアコンテスト、初めての試みとしてカウンセリングコンテストもオンラインで実施された。
コンテストや講演を通して、今回の催しではエステティシャンの未来に目を向けたものとなった。目まぐるしく変わる状況の把握、また今後エステ業界がたどるべき道が参加者には示されたように思う。
次どんな一歩を踏み出していくか、社会に貢献するための行動を起こすきっかけとして本イベントは参加者にとって有意義なものとなっただろう。