脂肪幹細胞の培養上清液と毛髪治療 日本美容外科学会総会発表予定の骨子公開

 

一般社団法人予防医療研究協会(東京都千代田区/理事長:苅部 淳)は、9月30日に開催される「第44回日本美容外科学会総会 第142回学術集会」において発表予定の「脂肪幹細胞培養上精を用いた毛髪治療の効果」の概要を、学術集会にさきがけて発表した。

幹細胞とは、自己複製能と様々な細胞に分化する能力(多分化能)を持つ特殊な細胞のことだ(藤田保健衛生大学医学部応用細胞再生医学講座HPより)。

そのため再生医療に用いられ、様々な難治性の病気に対する効果が期待されている。

また、いままでの研究で、この幹細胞を特殊な培養液を用いて増やしてゆく時に、幹細胞は培養液の中に非常にたくさんの成長因子、免疫調整因子、抗炎症性因子、神経再生因子などを分泌する事が分かっている。

そして、細胞を培養した後に細胞成分を取り除き、残った液体部分だけを抽出したものが培養上清液になる。

今回発表する研究では、この培養液を用いることで、美容効果や様々な病気の症状の改善の可能性が示唆されていることを発表する。

発表日時は、9月30日15:55~16:45。

なお、第142回学術集会への参加についてはhttps://www.congre.co.jp/jsaps44/participant/index.html#section01にその方法が記載されている。