大人の鼻クリップに鼻筋矯正効果はあるのか? 現役美容外科医・美容皮膚科医が体験談

 

ファッション情報誌arのオンライン版「ar web」は7月22日、連載記事の中で、美容外科医による鼻クリップの鼻筋矯正効果についての体験レポートを掲載した。

「鼻クリップで理想の鼻筋が手に入るのか」という企画に挑戦したのは美容外科医・美容皮膚科医の上原恵理医師。

同医師の装着体験によると「クリップが滑って抜けてしまう」「あたってほしいところにあたらない」という結果となった。

まず、クリップが抜けることについては「鼻の根元にばっちり挟まるようにしてもどんどん浮いてくる。鼻の形を変えられるほどの長期間装着するためには常にテープで止めなければダメそうです」とその理由を語る。

また、あたってほしいところにあたらないという点については、「大人の鼻の成分のひとつ、骨は硬くてちょっと押したくらいでは形は変わりませんし、軟部組織はやわらかいので形を維持する力はありません。鼻クリップ接触して圧力をかけたら、もしかしたら変形するかもしれない軟骨は二つ上外側鼻軟骨と鼻翼軟骨。ところがこのクリップを当ててみると、力が一番加わるのは小鼻…そこ軟骨ない…」と効果の程について疑問を呈している。

ただし、これはあくまで自らの体験であることから「鼻クリップと鼻の形がマッチする人ならば、何年もかけて軟骨の形が変わるように圧力を加えたら少しは細くなる可能性もある…かもね…」と矯正効果の可能性については否定せずに終わった。

なお、この体験記事と詳しい説明動画はarwebのhttps://ar-mag.jp/articles/-/10135で閲覧することができる。