ピルを飲むと異性の好みが変わる!?「ピル離婚」というワードも誕生【フェムケア豆知識・ピル編(後編)】

エステサロンに広まりつつあるフェムケアですが、実際は「もう少し知識をつけたい!」というところがホンネなのではないでしょうか。本シリーズでは、フェムケアの講師経験もある門澤(有限会社クィーンズカンパニー代表)が、女性であるあなたに、エステティシャンであるあなたに、サロン経営者であるあなたに、ぜひ知ってほしい!と思った情報をお届けします。今回は、前回に続けて排卵のコントロールに使用されるピルが恋愛に与える影響について、看護師さんとお話した内容をピックアップします。

有限会社クィーンズカンパニー 取締役社長
女性ホルモン活性委員会 代表理事
門澤 由見子

2020年 女性の健康「フェムテック」を意識した「フェムケアコスメブランド」として女性ホルモンエストラジオール配合:医薬部外品の「ESTRADiVAインナーピュアエッセンス」をリリース。(最新情報はこちら

その後2つのブランドを作り、化粧品メーカーとして更年期世代に向けてエステサロンやECサイトを中心に卸を開始。2022年には一般社団法人女性ホルモン活性委員会の代表理事に就任。更年期世代に向けての発信も開始。

目次
1. 「ピル離婚」は本当に起こるのか
2. ピルのほかにも女性ホルモンに着目したアイテムはある?
3. エステサロンのお客さまにフェムケアの必要性を伝えたい!
4. まとめ

1.「ピル離婚」は本当に起こるのか

前編では、ピルの服用によるホルモンの変化で、異性の好みに変化が出るために、ピルをやめた時にお相手に対する好みの変化に気が付く場合があるという事をご紹介しました。ヒトの顔の好みを研究している英国スコットランドのスターリング大学などの研究グループが実験した調査により、低用量ピルを服用することによって、「恋愛感情が薄くなる」「性欲が湧かなくなる」ということもあれば、「異性の好み」、つまり本能的な好みが変わってしまうこともあるということが明らかになったのです。

全てはピルが作用する先にある「ホルモン」

服用がきっかけで「離婚」に発展するケースもあるということでしたが、離婚までは行かなくても、お相手がタイプじゃないと気が付いてしまうのは、人生を共にするお相手ですので悲しいことですよね。そうならないためには、しっかりとフェムケアの知識をつけること、そして安易に飛びつくのではなく、医師の診断をしっかりと受けて、メリットデメリットをしっかり理解して、自分の身体に合ったピルの種類を選ぶことが大切です。フェムケアの基本は、「自分の身体を良く知る」ことが第一歩。特に、自身の女性ホルモンを理解することが重要になってくるでしょう。

2.ピルのほかにも女性ホルモンに着目したアイテムはある?

もちろんあります!いわゆる「フェムケアアイテム」は扱う内容が内容だけに、安全性にはこだわりを持ってつくられていると感じます。お化粧品も機器も両方あるので、ホームケアもエステでのケアも、悩みがあるときはピルと使い分けをしながらこういったアイテムに頼るのも良いかもしれません。

コスメ類

女性ホルモンが入った商品や、類似する成分が入ったものがあるので、フェムケア目当てのお客様にホームケア商品として、サロンでお勧めできるのでそのようなコスメも良いかと思います。例えば、私も開発に携わったESTRADiVA インナーピュアエッセンスPlusは、女性ホルモンと似た作用を持つエクオールを配合したオイル。メインの用途は保湿ですが、このエクオールが配合されていることで、PMSや更年期の悩みの根本的な原因であるホルモンバランスの揺らぎにアプローチできます。お顔、ボディはもちろん、デリケートゾーンにも使用できるのが嬉しいですね。

せっかくの機会なので少しだけご紹介!気になる方はご覧ください。

ESTRADiVA インナーピュアエッセンスPlus 20ml 詳細はこちら

☑脱毛のアフターケア用オイルをお探しのサロンに。
☑更年期対応のボディマッサージ用に最適。
☑オイルが苦手だった方におすすめできます。
☑お顔、ボディ、デリケートゾーンに使えるマルチなオイル。
☑野ばらの香り立つ贅沢なオイル
☑紫根エキスの天然のピンク色で使いたびに気分が上がります♪

*さらっとした使い心地が評判でリピート率が高いです。

その他、フェムケアの器械を導入してトリートメントをしてもらうことで、下腹部を温まり、お肌が綺麗になる他に気になっていた症状が軽減したりという体験が数多くございます。こちらはクリニックでは扱わない分野になるので、サロンならではの施術としては魅力です。

フェムケア機械の種類

大きく2つ、ご紹介しましょう。

①トリートメントの器械

膣周り(鼠経部から膣の外側のみ)のお肌のトリートメントと下腹部の温めを同時に行えるもの。メリットとしてはお客様の悩みに寄り添う信頼関係を築きやすいところが挙げられます。脱毛を扱うサロン様との相性が良いです。一方デメリットとしては、エステティシャンが扱いますのでその人件費がかかります。

②骨盤底筋群を鍛える椅子型のマシン(尿漏れ改善や膣ケアに効果的)

ヒップアップや太腿の痩身に役立つ椅子タイプのものがあります。メリットはお客様に座ってもらうだけなので人件費がかからないという点。コスト面の利点が大きく取り入れやすいですね。それにクリニックで受けるより断然お安くサービスを提供できます。目立つデメリットはありませんが、効果を実感してもらうのには1度だけではなく回数を重ねてもらう必要があります。

実際にどちらを導入するのが向いているのか?サロン様の意向によって様々ですが、クリニックでは出来ないサロン特有のフェムケアが出来るということです。実際にフェムケア専門サロンも増えてきており、どのような製品を導入するべきか、個別相談をおこなう機会も増えてきました。

3.エステサロンのお客さまにフェムケアの必要性を伝えたい!

前編でもお話ししましたが、今この後編までを読んでいるあなたはなかり感度の高い方です!しかし実際には、まだまだ女性特有の悩みを抱えながら相談するまで至らずにお悩みを抱えている方が多いのも事実ではないでしょうか。エステサロンはこれから、このような「悩み」について話せて、解決に導くヒントを提供する場所になっていくこと間違いありません。病院に行くほどでもないけど気になることがある…。行きにくいと思って行けずにいた方がクリニックできちんと診てもらうきっかけ作りにもなりますね。

(有)クィーンズカンパニーでは、女性の人生を豊かにするためにフェムケアのノウハウを皆さまにお届けしています。エステサロンの皆さまには、商材だけでなくフェムケア知識全般に関してご相談いただけます。今回はフェムケア専門の看護師さんとの会話を元にピルの話題を取り上げました。これからのお客さまとの会話のきっかけになりそうな話題から、機器やフェムテック系講習の比較まで、お気軽にお問い合わせください。「フェムケアに興味はあるけど何から手を付けていいのかわからない…」という方も、ぜひ一度お話しして、さらに理解を深めていきましょう!

4.まとめ

今回は「ピルを飲むと異性の好みが変わる!?「ピル離婚」というワードも誕生」というテーマについて前編後編の2回に分けてお届けしました。今後も、フェムケアのトレンドを取り上げて専門家の意見を交えて記事にして行きたいと思います。次回をお楽しみに。

<参考商品>

*ホルモンの乱れからもしも濡れにくくなった時に使うと良い商品

PlemeMoist S 潤滑ゼリー 販売価格¥2860(税込) サロン卸 5個以上 5掛

*普段のフェムケアにおすすめの商品

ESTRADiVAインナーピュアエッセンスPlus(エクオール配合) 販売価格¥12,000(税込) サロン卸 5本以上で5掛~(数によってお下げ出来ます)

<参考文献>

女性における経口避妊薬の使用は、男性の顔の男らしさの好みを変え、パートナーの顔の男らしさと関連しています - ScienceDirect

会社概要:有限会社 クィーンズカンパニー

フェムケア最新情報・製品情報はこちら