エステサロンに広まりつつあるフェムケアですが、実際は「もう少し知識をつけたい！」というところがホンネなのではないでしょうか。本シリーズでは、フェムケアの講師経験もある門澤（有限会社クィーンズカンパニー代表）が、女性であるあなたに、エステティシャンであるあなたに、サロン経営者であるあなたに、ぜひ知ってほしい！と思った情報をお届けします。第1回目である今回は、排卵のコントロールに使用されるピルが恋愛に与える影響について、看護師さんとお話した内容をピックアップします。

目次 １.　ピルを飲むと異性の好みが変わるってホント？ ２.　ピルとフェムケアの関係 ３.　エステサロンはフェムケアについて話せる場所になっていく！ ４.　まとめ

１．ピルを飲むと異性の好みが変わるってホント？

あなたはピルを使ったことがありますか？低用量ピルは、排卵のコントロールができるので、PMSが軽減したりと、予定が立てやすいなどうまく使うと良い点がたくさんあります。でもその反面、本来のホルモンを薬で調整してしまうために思わぬ弊害もあることをご存知でしょうか？アメリカでは「ピル離婚」と言われ問題になりつつあることを、フェムケアを教えている看護師さんより聞きました。

ピル本来の働きをよく考えてみると…

どういう事かというと、女性は排卵が近くなると、遺伝子を残すのに「男性的」で「顔が整い」「遺伝的に遠い」タイプの男性を好むようです。しかしピルで調整をしていることによって、その本能的な好みが変わってしまうこともあるそうです。長くピルを飲み続けている方が、妊活のためにピルをやめてみると、「あれ？この人私の好みだったかしら？」となる可能性もあるそうなのです。薬でホルモン調整をするので、冷静に考えてみれば納得ですね。

好みが変わることが実験で明らかに！

この実験はヒトの顔の好みを研究している英国スコットランドのスターリング大学などの研究グループが実験した調査して低用量ピルを使用してもらった18人（18歳から24歳）、そしてピルを服用しない37人（18歳から25歳）の女性を比較し、男性の好みを調査したものです。彼女たちはニューキャッスル大学の大学生や大学事務員で、全員がボランティアで自分の意思で参加されたそう。

また、ピルでホルモンを調整することで、その他にも変化が起きるようです。恋愛感情が薄くなる、性欲が湧かなくなる。など心に変化が現れる場合があるのです。また心ではなく、身体に変化を感じる人もいるようです。

２．ピルとフェムケアの関係

ピルがどのようにフェムケアに使われているか？

フェムケアの観点から言うと、ピルの使用は、使うことでメリットが大きな場合（病気の症状の緩和・重い生理痛の緩和など）に主治医に相談をして計画的に使うのが望ましいのではないかと思います。ピルを飲むことにより、外的なケアだけでは補えないホルモンのケアが出来るのですから、そのメリットたるやとても大きなものと言えます。しかしその反面、サプリメントとは違い、身体に重要な役割を担うホルモンを左右する薬剤でありますので、安易に使えば良いというものでなく、しっかり吟味して本当に自分に必要なものなのか？デメリットも理解したうえで慎重に使うべきものであると思います。大切なご自身の身体。誰よりもわかって労わってあげたいものですね。フェムケアの基本は、「自分の身体を良く知る」ことが第一歩と言えるでしょう。

３．エステサロンはフェムケアについて話せる場所になっていく！

ピルひとつをとってもこのように多くの疑問が出てきましたね。今これを読んでいるあなたはきっと感度の高い方ですが、まだまだ知らずに女性特有の悩みを抱えながら立ち往生している人が多いのも事実。エステサロンはこれから、このような「悩み」について話し、解決に導くヒントを提供する場所になっていくこと間違いありません。

(有)クィーンズカンパニーでは、女性の人生を豊かにするためにフェムケアのノウハウを皆さまにお届けしています。エステサロンの皆さまには、商材だけでなくフェムケア知識全般に関してご相談いただけます。お客さまとの会話のきっかけになりそうな話題から、機器やフェムテック系講習の比較まで、お気軽にお問い合わせください。「フェムケアに興味はあるけど何から手を付けていいのかわからない…」という方も、ぜひ一度お話しして理解を深めていきましょう！

４．まとめ

今回は「ピルを飲むと異性の好みが変わる！？「ピル離婚」というワードも誕生」というテーマについてお届けしました。後編もお楽しみに！

会社概要：有限会社 クィーンズカンパニー

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