健全な経営と先読み力で変化に左右されない企業に【ラティアグループ 代表取締役CEO 山田 博之】

 

新製品開発と新規事業の推進で先の未来に不安なし

入れ替わりの激しい美容業界ですが、これまでのしっかりした経営体制と理念の下支えがあり、おかげさまで昨年対比120~130%の売上見込みが立っています。

昨年の大きな動きとしては3つ。まず1つ目は、弊社の定期購入通販システムの導入サポートです。我々は11年前に、国内でのサブスクリプションサービスの先駆けとして定期購入通販を開始。現在は低予算で誰でもすぐにシステムをつくることができますが、その弊害として「顧客満足度」「サービス継続率」を上げるノウハウを持たないまま参入し、失敗する事例を多く聞きます。コロナ禍でネット通販が浸透した今、弊社のノウハウを提供することで取引先の利益を増やしながら弊社製品の流通量も拡大しています。

2つ目は“再生”がコンセプトの次世代スキンケアブランド『ラグジュアリーシリーズ』の展開。一般的には2万円ほどで販売されるスペックのヒト幹細胞培養液をさらに高濃度に配合した美容液『セラム10』を税抜9,000円という「お客様が毎月購入し続けられる価格」でリリースして大反響を得ました。現在4製品を発売中で、さらにラインナップを充実させていく予定です。

3つ目は『セラム10』のテレビ通販を開始したこと。再生医療を源に発展したヒト幹細胞培養液コスメはテレビの考査ハードルが高いのですが、エビデンスを提示することで他社に先駆けて放送することができました。結果は予想通りものすごい反響で1カ月間欠品を起こすほど。世の女性が求める次世代美容液を広げられたと思っています。時代に合ったやり方で良好な経営を目指すのが弊社の特徴。この施策も先手必勝の成功事例です。また、今後は通販での注文履歴データを出店計画に活かし、効率的な出店の礎として利用をしていきたいと考えています。

変化の激しい時代の波を乗りこなす柔軟さが重要

お客様がサロンに来たくても来られない状況を生み出したこのコロナ禍は、美容関係者に「変わらなければ!」という意識をもたらす出来事になりました。また、美容外科など美容医療へのハードルが低くなりつつあるなか、同じ土俵で製品や施術の結果を謳っていては、お客様の心には響かないといった現実もあります。さらに一部の心ないメーカーやサロンが行なっている経営や、安全性への意識が希薄と言わざるをえない対応が、この業界のイメージに悪い影響を及ぼしているのはまぎれもない事実。

こういった状況下で、我々やサロンの皆様に求められることは、既成概念やこれまでの経験に固執せずに時代が求めるものを的確に捉え、その一歩先を見据えたアクションを考えることだと思います。

例えば、サロンの施術と店販の比率を逆転させるための施策の検討や、「エステティックというカテゴリーに固執しないトータルビューティケア」という立ち位置でサービスを提供するといった発想もありでしょう。サブスクリプションをはじめとする経営のアドバイスについては、常に時代の先を見据え成功事例をつくってきた弊社がお手伝いできることがたくさんあるはず。ぜひお気軽にご相談ください。

経営者の選択“成功の鍵” ービジネスは先手必勝 信じるべきは先見の明

イベントの実施やその内容、インターネットマーケティング、SNSの活用など、常に時代の一歩先をいく施策を打ち、成功を収めてきました。これはオーナーである私が、お客様の求めていることを過去の成功事例・先入観・既成概念に捉われず、お客様の立場で常に考え、数カ月から一年で現実化する先見の明を持っているからにほかならないと思っています。誰かの実績を待っているだけでは自身の成功は手に入りません。やはり成功は自ら動いていかないとつかめないものなのです。

ラティアグループ

代表取締役CEO 山田 博之

10代で独立し、20歳で起業して以来、テレビ・ラジオ番組、タレントやモデルのイベント、コンセプトビルや店舗の内装、商品企画など、ジャンルを超えたさまざまなプロデュースを成功させる。今やそのバイタリティでタレント・アーティスト・モデル・DJ・MC・プロデューサー・実業家と、7つの顔を持つ。

COMPANY DATA

1992年設立。活性酸素を除去する特許成分を配合したスキンケア製品ならびにサプリメント、補整下着およびサポーターなど、サロン運営に必要なあらゆる製品を取り扱う美容総合企業。直営サロン経営で培ったビジネスモデルと豊富な顧客データを用いた、直販店を持つ企業ならではの販売促進企画や教育研修の提供も可能。