独自の手技と圧倒的な結果出しでエステサロンの底上げを (Dr.ピュールボーテ株式会社)

労働力不足や物価の高騰、参入障壁の低さから増え続ける新規参入企業との生存競争など、エステティック業界が抱える課題はさまざま。そんな厳しい状況のなかで、数々の困難を乗り越え、美容業界の発展に貢献し続けている経営者たちだからこそ感じる「“今”取り組むべきこと」について話を伺った。

変化に影響を受けない徹底した“結果出し”

 2023年、『ドクターピュールボーテコレクション』が発売10周年を迎えました。振り返れば、特別な施策などを講じていないにもかかわらず、とてもいい結果を出せた一年だったと感じています。これはきっと、導入サロン様全体の底上げがかなった結果でしょう。加えて、ここ数年の動向を見ると、今まで流行に惑わされていた人たちのなかから、真によいものを求める意識が高まってきたように見受けられます。私たちが目指すのは、製品を売ることではなく、お客様に満足していただける結果を出すこと。そのため、こういった「“本物”を見極める」という価値観の変化も弊社の売上につながった理由の一つだと思います。

 最近は美容クリニックが増えたことで、エステティック業界にも影響が出ています。サロンでは医療行為はできないため、美容医療のテリトリーに踏み込もうとすれば、問題が起きるのは当たり前。美容医療をライバル視するのではなく、“エステティックにしかできないこと”を模索する必要があります。

必要なのは“本物”の手技とパーソナルなスキンケア

 美容医療にはない、エステティシャンの最大の武器は“手技”。しかしエステティック業界は参入障壁が低いため、知識や経験が足りないまま開業してしまう人も。それでは経営がうまくいかなくて当然です。だからこそ、導入サロン様には、徹底的に“手技”を教えています。

 また、美容医療では治療で症状を一時的に改善することはできても、日々のスキンケアの細かいサポートまではしていません。女性の肌に悪影響を及ぼす要因は、おそらく日頃から使っている基礎化粧品やメイク用品。ほぼ毎日肌に触れているものだから、ほんの少し悪いものを使っただけでも影響が出るのは当たり前です。サロンで月に数回施術を受けて、残りの日は自由にスキンケアをしていたのでは結果が出るわけがありません。サロンに通っていない期間も自宅でケアができるように、一人ひとりの肌の状態や変化に合わせた“パーソナル”なアドバイスをするのがエステティシャンの役目だと思います。

『ドクターピュールボーテコレクション』は、同じ製品でも人によって使用量や頻度が異なります。マニュアル通りにはいかないからこそ、お客様に寄り添ってアドバイスすることが重要になってくる。そんな“パーソナル”なアドバイスができる理想的な人材を育てるため、弊社では今後も既存導入店の教育に力を入れていきたいと思っています。そして、ご縁があったサロン様のレベルをさらに上げて、お客様にも「“ドクターピュールボーテ”を扱っているサロンは明らかに違う!」と思わせたい。美容のことを理解して正しい手技ができ、お客様にパーソナルな指導ができるエステティシャンの育成と、結果が出る化粧品・ホームケアの提案で、エステティック業界のレベルをより高めていきたいです。

経営者の脳内大解剖!

趣味の“釣り”。結果に結びつくプロセスは仕事にも共通

週末の楽しみは釣り。自然を相手に、長いときは16時間ほど海の上にいるときも。“思い通りにいかないこと”を楽しむのが釣りの醍醐味です。運と才能と努力が必要で、簡単に釣れないからこそ研究を重ねて挑戦をする。仕事や人生に通じるものがあるため社員にも勧めており、福利厚生として船をチャーターすることもあります。

山梨 英機Dr.ピュールボーテ株式会社
代表取締役

PROFILE/1992年ピアレアモーレ(株)を設立。以降、20年以上にわたり医療機器販売に携わった知識と経験、人脈を生かして、本当の美しさと健全な健康を追求した製品を開発。2013年には機能性とテクスチャーにこだわり抜いた『ドクターピュールボーテコレクション』をプロデュースし、高い支持を集めている。

COMPANY DATA

最先端の研究や医療との連携によって、高機能・高品質の美容商材を開発。同時に、独自手技のサロンケアも考案。「魂のこもったものづくり」を理念に、「本物」と呼ばれる製品開発に「本気」で取り組み、健康で美しい心と体づくりを目指している。「愛される」を意味する「AMOLIA」をグループ名に掲げ、その名の通り愛される製品・会社・人で社会に貢献している。